日々いろんな肉が入荷してきますがA5もあればC1もありすべてに命がありおいしくなってほしいと願うのです

とある牧場から出荷された近江牛ですがちょっと様子が変です。雌の50カ月齢で経産ですが肉にするには早すぎる月齢なので何か問題があったんじゃないかと考えられます。小ぶりで使いやすい大きさですが違和感を解消しなければモヤモヤするので、こういう場合は生産者に直接確認することにしています。
一産した後、食欲がなく痩せていったので早めに肉になってもらったとのことでした。このあたりの判断と決断は難しいところですが、万が一を考えれば早めに肉になってもらったほうが懸命だと思います。
本来ならこういった情報は表に出すべきじゃないのかも知れませんが、牛は生き物ですから人間と同じように病気にもなります。生産者の判断次第では死も免れないこともあります。だからこそ日々の管理が重要なのですが、こういう肉を見ると命と向き合う意味を考えさせられます。もちろん感傷に浸ることはなく、どうすればおいしく仕上がるのかだけを考えますが、A5だけが肉じゃない、こういう肉もあるということを知っていただければ幸いです。
関連記事
-
-
Tendronタンドロン
肉屋でアウトといえばハラミのことですが、正式名はアウトサイドスカート(隔膜)といいます。アウトが
-
-
枝肉一頭を売り切るために技術が必要
和牛を一頭仕入れしていると好むと好まざるとに関わらずサシが多いところもあれば赤身が多いところ
-
-
切りたての肉はなぜ暗赤色なのか
切りたての肉は暗赤色をしています。さすがに数年前と違ってご存じの方も多いんじゃないでしょうか
-
-
霜降り肉をあっさりとした食感に仕上げるために
むかしの肉ってこんなにサシが入ってたっけ?... 数日前に同業者の方と話したときの会話ですが
-
-
格付けの時代はそのうち終わるかも
先日、イルジョットにて食べ比べた肉たち。奥から黒毛和牛の経産牛(50日熟成)と手前が近江牛の
- 新記事
- 肉とチーズの会 in ラッセ
- 旧記事
- 足寄の石田さんを訪ねて


















