足寄の石田さんを訪ねて
公開日:
:
2017/06/01
牧場・生産者
月曜日から3日間、スタッフ研修を兼ねて北海道へ行ってきました。僕自身は年に4回はジビーフ訪問で北海道へ行くのですが、うちのスタッフは初めてでかなり興奮していたのが印象的でした。なによりも現地を自分の目で見て体感して、僕がいつも話している内容と重ねながら自分の中で価値を膨らませることが大切だと思うのです。今回はジビーフだけではなく、羊でお世話になっている「石田めん羊牧場」さんへもお邪魔させていただきました。
僕は金儲けが上手な生産者はあまり好きではないのですが、いや、金儲けが悪いわけではないんですよ。それよりも真面目で自分基準のおいしさを追求し、嘘のない生産者が育てたものに魅かれますね。石田さんもその一人です。
石田さんは金儲けよりも自分がおいしいと思ったものを届けたい、そのための羊飼いでありたいとおっしゃっていましたが、これは牛の世界にも通じるところがあり、ジビーフの西川奈緒子さんも同じですね。放牧だからほったらかしで楽ですねとおっしゃる方がいるのですが、とんでもない、現地へ行って見れば分かりますが自然界ほど恐ろしいものはないのです。
どちらにしても、僕もビジネスは上手な方じゃないので好きな牛を買っておいしく仕上げて好きな方に使っていただければ本望かなと思っています。
関連記事
-
-
近江長寿牛(経産牛)のすばらしいこと!これこそ貴重とか希少というフレーズにふさわしいと思うのです
「幻の〇〇牛」ってフレーズをよく聞きますが、さすがに誇大表示だなと思うのです。そもそも幻って
-
-
異なるサーロイン3種の仕上げ方
今朝のテレビで天然砥石を採掘して包丁の用途に応じて仕上げていく方が紹介されていましたが、僕が
-
-
吉田牧場さんのブラウンスイス牛
僕が商売をしている場所は黒毛和牛のど真ん中。日本最古の銘柄牛“近江牛”を生業にしている生産者
-
-
おもて牧場の十勝若牛
十勝若牛は北海道十勝清水町の6戸の農家だけで生産されています。友人の獣医師、松本大策さんが飼
-
-
岡山・吉田牧場のブラウンスイスの経産牛(一産)と未経産牛計2頭入荷します
(撮影:吉田全作さん) 岡山県中央の吉備高原で放牧酪農とチーズづくりを行う吉田全作さん