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今年2回目の訪問となるジビーフの里は晴天にも恵まれ汗ばむ陽気に時間を忘れてのんびりさせてもらったのでした

公開日: : 2017/06/03 ジビーフ(完全放牧野生牛)

土肌が見えているところはジビーフたちが歩いてつけた、いわばジビーフ道です。200haの放牧地のいたるところにジビーフ道があり、人間たちは迷うことなくジビーフがつけてくれた道を楽々進むだけ。この地は人間よりジビーフの知恵が勝っています。自然のままに逆らうことなく牛まかせな日常です。

さて、本日待ちに待ったジビーフ「悟空」の枝肉が入荷してきました。

24ヶ月で枝重は256kg皮下脂肪は0.6cm。僕の脂肪を分けることができればお互い喜ばしいことなのですが、いい意味でいつも通りの安定感と言いましょうか、これがジビーフですから誤魔化しようがないわけです。ここから手当てしておいしくなるように仕上げていくのですが、なかなか苦労させられます。

ジビーフと知り合わなかったら恐らく北海道へ行くことはなかったんじゃないかな。稚内は私用で何度か行ったことはありますが、様似は間違いなく行くことはなかったでしょうね。そう思うと縁って不思議ですね。今では年に3~4回は行ってますからね。

こんなことを書くと叱られそうですが、生産者の方と話しているとなんでもかんでも愛情と感謝で肥育を語る人がいますが、僕の中ではかなり胡散臭さを感じています。もちろん愛情かけて育てているのは分かりますし、牛で生計を立てているのですから感謝してあたりまえです。ですが、これみよがしに口にする愛情と感謝には違和感を感じるのです。

先日、ジビーフの里を訪れたとき、牛たちは頭突きをして遊んでいました。ゴツンゴツンと音を立てて遊んでいるのですが、安易に近づくとかなり危険です。相手は自然界に生きる動物ですからテリトリーに入った人間には警戒して当たり前で、油断していると威嚇してきます。ここでは人間が牛に合わさなければいけません。実際はと畜して食べるのですからそんなこと言ってられないのですが、限りなくナチュラルに飼うということはそういうことだと思うのです。そして人間がおまえたちより上だと思わせないとかなり危険でそれこそ生死に関わります。このような現場で愛情だの感謝だの言ってられないのが現実であり、見たままそのままだと実感しています。

新店舗への移転まであと3か月。ジビーフは既存の取引先で手一杯ですが、バラやスネが比較的余りますので、需要があれば販売したいと思っています。

 

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