*

応援買いは勘違い(買い)

公開日: : 2020/02/15 ジビーフ(完全放牧野生牛)

食材の背景を知ることは料理をする上でとっても大事なことだと思う。だから産地を訪ね、生産者の話を聞き、移動した距離の分だけ想いも強い。なので、ついついお客様への説明にも力が入る。

でもね、長い説明はいらないんと思うんです。聞きたいことがあればこちらから聞くし、食べておいしかったら自然とそういう会話になりますからね。

さて、僕が扱っている牛肉はストーリーがあるものばかり。

例えばジビーフ

この手紙を読んで応援したくなる人はたくさんいると思うんです。7年前にクラウドファンディングがあったなら資金も集まったでしょうね。もしですよ、クラウドファンデングで目標額に達したとしましょうか。その後も、共感買いや応援買いでしばらくは売れると思うのです。でも、初期のジビーフはおいしくなかったですからそうそう長くは続かないということは安易に想像できます。

でも、生産者は今後も売れるものだと勘違いして、増頭や設備投資をしてしまっている。こういうパターン山ほどみてきました。

つまり、共感買いや応援買いはおいしさが伴っていなければは続かないと言うことです。

ジビーフの場合は、7頭目あたりでようやくおいしくなってくれたので、なんとかいまも継続することができていますが、つまりこういうことです。

応援買いからエシカル消費へ。

 

ジビーフのフィレは、ラフィナージュの高良シェフに使ってもらっていますが、銀座でジビーフを食べる人いるのかなと半信半疑でした。銘柄牛なら分かりますが知名度の低いジビーフですよ。最初は応援買いかな思っていたので、高良シェフにお聞ききしたところ、お客様からジビーフ入ってますか?と問い合わせがあるとのこと。ほんとですか?って感じですが、どうやら本当のようです。

この日は、友人ご家族と一緒に。ワインはどんなのがでてくるのかなと楽しみにしていたのですが、TSUGANEでした。もちろんドンピシャです。いくつかのワインとマリアージュしてTSUGANEを選んでくれたみたいです。ついつい飲みすぎました。

お客様も引けたところで、ちょっとこんなのも作ってみましたと高良シェフ。ジビーフフィレカツレツ。辛子と市販のウスターソースで(笑)そりゃうまいですよ。

ストーリー語らずともおいしいジビーフ。気になる方はラフィナージュへ。

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

それぞれのジビーフ

6月8日に屠畜したジビーフ「ゆうり」25ヶ月令去勢。安定のガリガリ体型でした。和牛専門の方か

記事を読む

ジビーフまもなく入荷です

牛は囲った時点で自然から離れていく。なのに愛情とか感謝とかストレスフリーだと言うのはおかしい

記事を読む

食材と料理人との相性

近江プレミアム牛のロース(サーロイン側)です。23ケ月齢で出荷しました。和牛でこの月齢出荷は

記事を読む

サルティンボッカ木村シェフが挑む完全放牧野生牛

 写真は、4月4日に開催する「肉Meets × 完全放牧野生牛 in サルティンボッカ」で木

記事を読む

有機畜産JAS認定牛 ジビーフ

日本国内で有機畜産JAS基準を満たし認定されている牧場は3牧場しかありません。そのひとつがジ

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
求人募集

サカエヤでは、僕たちの取り組みに共感して一緒に働いてくれるスタッフを募

取引について僕の考え方

僕は「業者」という言葉が好きではありません。飲食店に牛肉を

精肉店としての歩み

滋賀県で精肉店をやっているなら「近江牛」の看板で商売したい。三重県なら

→もっと見る

  • 2023年1月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031