*

日々いろんな肉が入荷してきますがA5もあればC1もありすべてに命がありおいしくなってほしいと願うのです

公開日: : 2017/05/28 近江牛, 雑記

とある牧場から出荷された近江牛ですがちょっと様子が変です。雌の50カ月齢で経産ですが肉にするには早すぎる月齢なので何か問題があったんじゃないかと考えられます。小ぶりで使いやすい大きさですが違和感を解消しなければモヤモヤするので、こういう場合は生産者に直接確認することにしています。

一産した後、食欲がなく痩せていったので早めに肉になってもらったとのことでした。このあたりの判断と決断は難しいところですが、万が一を考えれば早めに肉になってもらったほうが懸命だと思います。

本来ならこういった情報は表に出すべきじゃないのかも知れませんが、牛は生き物ですから人間と同じように病気にもなります。生産者の判断次第では死も免れないこともあります。だからこそ日々の管理が重要なのですが、こういう肉を見ると命と向き合う意味を考えさせられます。もちろん感傷に浸ることはなく、どうすればおいしく仕上がるのかだけを考えますが、A5だけが肉じゃない、こういう肉もあるということを知っていただければ幸いです。

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

牛肉相場が大変なことになってます

おいしさの基準なんて人それぞれですが、すき焼きやしゃぶしゃぶで食べるにはどうしても肉の深みと

記事を読む

肉質は餌の影響が大きく、ストレスは環境によって変化し、これって人間と同じことですね

今朝はジビーフに愛農ナチュラルポークに、平かしわに先日のセリで落札した近江牛にと、バタバタと

記事を読む

選べる近江牛ギフト券 高級感たっぷりにリニューアル

いまから10年前にある人からこんなことを言われたことがある。 あんたんとこの肉はそらう

記事を読む

仕入れは価格より品質重視

昨日に引き続き、イルジョットの高橋シェフですがすごく楽しそうに肉を焼いているのが写真からも伝

記事を読む

A5になるように育てた牛ではなく、結果がA5だったという牛はなにが違うのか

「いわゆるA5」とは真逆の牛ばかり扱っているので僕がA5を嫌いだと勘違いされている方がいるよ

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年4月
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    27282930