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業界内からの脱皮、ギフトパッケージ

公開日: : 2013/01/06 雑記

ギフト

5~6年前に「クリック&モルタル」という言葉をよく耳にした。
クリック&モルタルとは、「クリック」=電子商店、「モルタル」=実店舗を意味し、両者を融合した、インターネットとリアルの店舗を組み合わせた流通システム・顧客アクセスの考え方なのだが、流れの速いネットの世界では次々に新しい手法、言葉がでてきた。

いまや「クリック&モルタル」という言葉自体、陳腐化している感じではあるが、私はこれからの時代こそシナジー効果を発揮できる「クリック&モルタル」が有効だと思う。

昨年末は、インターネットで近江牛.comを知り、取り組みに共感し、商品を何度か購入し、そして実店舗に来ていただき買い物をするといった流れが多く見られた。
もともと、県外の方に近江牛を知ってもらいたくて始めたネットショップだったが、いまでは県内の方にも多く利用していただいている。

店舗に来店していただいてお客様は、お歳暮時期ということもあり、ギフト包装をご希望される方が多く見られた。

驚くことに、実店舗では対応していないギフトパッケージをご要望いただくことが多く、サイトで確認してから来店いただいている様子が伺えた。

それならばと、実店舗にもギフトパッケージのサンプルをディスプレイしてネットさながら(大げさにという意味ではなく)のキャツチコピーを掲げたところ、10人中8人にギフトパッケージのご用命をいただいた。

こういうのをマルチチャネル化とでも言うのか、最近増えてきたように感じる。
時代の変化とともに商売の在り方も変化せざるおえないことを実感する。

ギフト

こちら↑は紙箱タイプのギフトパッケージだが、ブラウンの紙箱に、白と薄茶2色の水引をあしらったシンプルでエコなギフト包装のため、どちらかといえば実店舗では木箱よりこちらの紙箱タイプに人気が集中した。

ところで、肉屋のギフト包装といったら、なんちゃって木箱(木箱に見せかけた発泡素材)が全国統一基準みたいなところがある。桐箱を使っている店もあるが高級感と引き換えに廃棄の問題がある。

肉屋がなんちゃって木箱から脱皮できない理由は簡単で、肉にこだわっても入れ物には意識がいかないからだ。
乱暴な言い方をすれば、「入れ物の見栄えは良くないかも知れないが、食べれば分かる、肉には絶対の自信がある」という自己満足的なこだわりなんだろう。
私もそうだったように・・・。

当店の場合は、業界の常識を破るイノベーションは女性社員の視点によってつくられた。
私のような職人気質満載なオトコ目線では、イノベーションどころかションベンすら出が悪いというもの(失礼)

阪本啓一氏の著書「共感企業」にこんなことが書かれていた。

部屋が寒い理由はエアコンの温度設定が間違っているのではないか、薄着なのかもしれない、もう少し厚着したほうがいいのではないか。
しかし、外で季節外れの雪が降り始めていることは、窓から外を見ない限りわからない。
業界内だけを見ていても解らない。

氏はこうも言っている。

昨日までやってきたことを「より良く」マイナーチェンジしていればそれで良かった時代は過ぎた。手直しでは間に合わない。ゼロから作り変える必要がある。いわば革命である。


革命という言葉は嫌いではないが、大胆なことはできない小市民的な性格なので、プチイノベーション程度は起こしてみたい。

 

 

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