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高騰しているのは牛肉だけではなく内臓も同じくで上質な内臓を食べる機会が少なくなる

公開日: : 2016/05/09 雑記

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素牛不足から子牛価格が高騰し、当然ながら枝肉価格も高騰で小売値を上げざる得ない状況が続いています。生産者は、飼料価格高の問題もあり、また導入した子牛が肉牛に育った頃の相場に不安を覚えながらも牛舎を空けるわけにはいかず悩ましいことだと思います。唯一の救いは枝肉価格が高騰を続けていることぐらいかと。しかしこれもいつまで続くやらです。

私たち肉屋が直面しているのは枝肉の高騰であり、数年前と比較すれば3~4割は高くなっています。とはいうものの小売価格を頻繁に変えるわけにはいかず、耐えに耐えて踏ん張って、あぁーもう限界だというところでようやく価格改定をするわけです。値上げってお客さんも嫌でしょうが店側も辛いんです。

肉が上がれば中身も上がるというわけで、内臓が高い!ホルモンは放るもんやと言ってた時代は遠い昔のことです。今はへたすりゃ肉より高いのが牛の内臓です。しかも欲しくても手にはいらない。輸入牛のものならいくらでも手に入りますが、国産の、それも銘柄牛の内臓となればよほどのルートがない限り新規では無理でしょうね。

だから、内臓をコンスタントに仕入れられている店は、ぜったいにその仕入れ先を離してはいけないのです。在庫がダブっていても無理してでも仕入れるべきが内臓なのです。しかも長年の付き合いがある仕入れ先とは信頼と信用で成り立っている場合がほとんどだと思われますので、仕入れ値が高くても儲からなくても使い続けたほうが内臓を扱う以上は現状はやむを得ないと思うのです。ホルモン料理の店は辛いですが・・・

内臓は牛肉のようにトレーサビリティがないからやろうと思えばデタラメができてしまうのです。だからこそ仕入れ先と長年に渡って築いてきた信頼関係で成り立っているのが言い換えれば内臓の世界であり流通なのです。

高騰続きで驚くような仕入れ価格の内臓ですが、いまは価格ウンヌンよりも上質な内臓が仕入れられることをありがたく思わなければいけないのかも知れません。逆に新規で内臓を扱う予定の店は仕入れ先に苦労されることでしょう。

当店にも定期的に入荷はありますが、年々その入荷数は減りつつありますし、既存の取引先だけで手一杯な状況なのです。

ここにきて、内臓の問い合わせが何度かありましたのでざくっと書いてみましたが、ここ最近は、牛肉相場の高騰で価格の問い合わせが多くあります。おそらくどこも値上げで少しでも安価な仕入れ先を探しているのだと思いますが、ハッキリ申し上げてどこも同じです。質が問題であれば新しい仕入れ先を開拓するのも納得できますが、価格だけであれば新しい仕入れ先が見つかったとしても長く続かないように思います。

 

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