新生セジール令和2年初イベントはナチュールワインのディオニーさんと
公開日:
:
2020/01/21
イベント
昨年の11月に溝口シェフを迎えて第2章をスタートした新生セジール。新年最初のイベントはディオニー(ナチュラルワインのインポーター)×セジールのコラボ会でした。僕はノータッチで2か月前から溝口シェフとディオニーの遠矢さんで何度も試飲と試食を繰り返し当日を迎えたのでした。
修行時代の溝口シェフ
溝口シェフはイッタリア全土を旅と修行で明け暮れ、州と州の狭間の郷土料理を学びました。得意なのはいったい何種類作れるのかと驚愕のパスタとスープの種類の多さです。そこにサカエヤの肉や内臓を絡ませていくのですが、どれもこれも食べたことがないものばかり。例えば、いままで処理に困っていた気管も煮込んでスープにします。お恥ずかしい話、試食を頼まれたときに小腸だと勘違いしてしまいました。
さて、当日の料理ですが料理名がややこしいので省きます(笑)
メインの肉は、当初ジビーフで考えていたのですが、当日確認したところ大きく味が変化していたので、事前に合わせたワインとの相性がよくない。ワインを変更するにも時間がないので、肉をワインに寄せることに。となるとメインに出す2種類の肉のうち、最初の肉を変更する必要がでてきます。肉を食べる順番も重要で、放牧系の肉をメインにする場合、その前の肉は味が濃いものを持ってきます。かといってロース系のサシが多いものは疲れますので、この日は近江牛のランイチ(写真)をWメインの一番目に。そして2番目に吉田牧場さんのブラウンスイス牛40日熟成をもってきました。
お客さんの反応がおもしろくて、近江牛のときはわいわいガヤガヤ騒がしく、ブラウンスイス牛のときはみなさん無言。噛みしめて脳で咀嚼しているかのようでした。
関連記事
-
-
宮川順子先生&村田シェフの味育コラボ会
一昨日は、セジールにて初の試みとなる講演会形式のディナーが開催されました。16時から約2時間
-
-
2月23日は赤身肉と旬野菜とビオワインの魅力を味わう食事会inきたやま南山
久しぶりにきたやま南山さんでのイベントです。肉と野菜とワインの魅力を味わう会ということで、野
-
-
肉Meets in 完全放牧野生牛 × イルジョット
イルジョットで修行中のきたやま南山@楠本社長の次男。母との久しぶりの対面もイルジョットスマイ
-
-
BISTRO GORILLA in 肉Meets with ワイナリー和泉屋スペインワインコラボ会
名古屋にうちの肉を使ってくれている取引先がありまして、そこのオーナーから相談があったんですね。店をど
-
-
熟成肉をロレオール伊藤シェフが焼くとこうなる
「いわての安全安心な食を豊かに味わう会」 と銘打って、10月24日に京都のきたやま南山