ラフィナージュ×鎮守の森
公開日:
:
2019/09/23
イベント, ジビーフ(完全放牧野生牛)
ジビーフ「なおみ」2004年生まれの15歳。13産した経産牛ともなれば一般的には商品としての価値はない。しかもアンガス牛ともなればなおさらだ。個体は小さく脂は黄色い。
ラフィナージュ×鎮守の森
竹口さんが選ぶ日本酒にはジビーフが合うんじゃないかな(高良シェフ)、間違ってもサシの多いロースではない。もちろん竹口さんならロースでも合わせてくるだろうが、1+1=3にはならない気がする。僕は迷わず「なおみ」を選んだ。
この日のカウンターは気心知れた嫌なメンバーだった。嫌というのはキライという意味ではなく、いわば食の強者たち。しかもビーフの酸いも甘いも知っているという面々。
いやぁー難しい、難しい、始まる前に高良シェフが連発した。しかし、なんとも楽しそうな顔をしている。こういうときの高良シェフの料理はいつも驚かされる。
「なおみ」のヒレは思いのほか小さかった。試食すらできないほど小さかったので端っこを味見した程度だという。「なおみ」の肉は先日の肉塾北海道ツアーで、シンタマを熟成させたものを奈緒子さんちで食べた。なので脳はそのときのイメージのままだ。
さて、、
「なおみ」のヒレは僕の想像を超えていた。部位を言わなければヒレだと当てる人はいないだろう。僕も間違うかも知れない。味わったことのない食感に驚いた。個体のポテンシャルを引き出すとか、そんなレベルの話じゃない。いままで食べたジビーフのなかで間違いなく、、いや、今回も高良シェフに欺かれた。
そして竹口さんが合わせた酒は、「なおみ」と同じ生まれ年の龍勢だった。
もし、牛肉が苦手とか、食べれないのを年齢のせいにしている人がいるなら、ラフィナージュでジビーフを食べてほしい。
関連記事
-
-
凱旋帰国の仙女里村明衣子さんと小朝さん
沖縄北谷のアルドールで比嘉シェフと美紀子さんのパーティーに出席して翌日は滋賀に帰らず東京泊。昼過ぎに
-
-
エシカルな牛肉とは?!~牛肉の理想と現実、これからの牛肉について~11月14日ギューテロワールにて公開講座のご案内
この写真は、2014年3月12日に北海道様似新富の駒谷牧場、西川さんところに伺ったときのものです
-
-
宮川順子先生の出版記念パーティは美味しさと笑顔が溢れまくりでした
火曜日は宮川順子先生の出版記念お祝い会に出席のため新宿のクリナップへ。あまり本を読まない私で
-
-
高良シェフ(銀座レカン)×高橋シェフ(イルジョット)コラボ肉Meets
私が東京へ頻繁に出かけるきっかけとなったレストラン「イルジョット」。5年前だったか、6年前だった
-
-
吟撰但馬系「プレミア近江牛」お披露目会
10年後の畜産業界を担うイベント 私は今回の吟撰但馬系「プレミア近江牛」お披露目会は、
- 新記事
- 改めて思うジビーフの環境と自然のままに
- 旧記事
- 肉塾2班滋賀研修