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すばらしい人たちに支えられて、ありがたきかなジビーフたち。

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ジビーフの生産者、西川奈緒子さんのSNSの投稿から↓

大雨警報が出されるなか、昨日のランチ営業を終えて、車で6時間以上走って今朝様似に着きました!と、ジビーフ達に会いに来てくださった函館のレストランColz(コルツ) の佐藤シェフ

道内この大雨ですから、様似まで辿り着けるか?辿り着けたとしてもきっと山の中に居るジビーフ達には会えないだろう。それでもどうしても来てみたかった、ジビーフ達の居るこの場所に来てみたくて我慢できなかった……とシェフ。

佐藤シェフは一昨年、ジビーフをTVだったか、サカエヤさんのHPだったかで観て、私とサカエヤの新保社長に電話をくださってました。新保社長と御相談し、お電話でお話しした限りではとても良さそうな方ですよね、ただお分けできるジビーフがありません……そう、一昨年の出荷頭数はたったの4頭ですから。

それで新保社長は『5年待って頂けたらお分けできるかもしれません』とお返事したとか。大抵はこの時点で諦めますよね?ところが佐藤シェフは『5年待ってでもどうしてもジビーフを扱いたかった!』と。なんてことでしょう! ジビーフ幸せすぎです!

しかし、ジビーフと目指すところが似ている方とは、5年待たずしてもちゃんと繋がるもんですね!今年の6月のシェフツアーで、ラ・ピヨッシュの林さんがお連れくださった函館のワイナリー農楽蔵(NORAKURA)さんと佐藤シェフが繋がっていました!それからはもうトントン拍子です!(笑)
『ご縁』ありきのジビーフ、関わってくださる全ての方々が皆でジビーフを育ててくださっているのは言うまでもありません。

不便だからと一人残らず離れていったこの土地で、不経済だからと誰も目指さなかった完全放牧、そして誰も見向きもしなかったサシの一つも入らないまっかっかな固い肉。
孤独のその先で……大きな大きな両手を広げて待っていてくれたのはこんなにも沢山の皆さんでした。

・・・ここまで。

牛を屠(ほふ)って肉にする。人の口まで持っていくには様々な人間模様がありドラマがあり、ときとしてドロドロとした闇の部分を垣間見ることもあります。良くも悪くも昔からの慣習が根強く残っている畜産業界において、ジビーフが取り巻く環境は常識とは少しばかり離れたところで成り立っているような気がするのです。

それより、私がColz(コルツ) の佐藤さんに『5年待って頂けたらお分けできるかもしれません』と言った記憶がまったくないんですよね。でもね、たぶん言ってるんだと思うんです。さっき食べたことさえ忘れてお昼ごはんを2回食べてることがあるくらいですからね。しかし5年はないですよね(笑)

いつだったか酪恵舎の井ノ口さんがうちに来られたとき、チーズと牛肉の熟成の話しから「秩序」という言葉を口にされていました。対して私が感じて浮かんだ言葉は「本質」でした。それからはことあるごとに「秩序と本質」で物事を考え、すべてを捉えるようにしています。そのたびに井ノ口さんの顔が浮かぶのが困りものです。

ジビーフを扱っていただいているシェフの方々と話していると、やっぱり感じるんですよね。

「秩序と本質」

近くてやっぱり遠い様似ですが、雪が降る前に行きたいと思います。

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