牛のストーリーとともに価値ある牛肉を
公開日:
:
2015/04/20
近江牛

この肉に価値を見いだせる人ってどれくらいいるのだろうか。
215ヶ月齢の経産牛、しかも18産もしているので骨は曲がっているし肉は赤身が強くて掌で鷲掴みで持てるほどの軽さ。こういう肉を扱える幸せというか本当にありがたいと思うのです。
当店には、毎日のように料理人の方がこられます。最近は赤身の肉を求めて来られる方が多いのですが、なかには格付けにこだわった方もいます。そういう方は経産牛を見せただけで訝(いぶか)しい顔をされます。
もちろん好みの問題ですから気にすることもないですし、うちには霜降りの肉もありますから対応はできるのですが、できれば牛の背景にも興味を持っていただけると話が弾むかなと思ったりするわけです。
さて、GWを控えてたくさんの肉が仕上がっています。近江牛は木下牧場、後藤牧場、山形牧場のロース、モモがいい感じです。熟成肉は沖縄県産のロースとモモがこれまたいい感じに仕上がっています。明日は愛農ナチュラルポークが2頭入荷してきます。週末にはホワイトヴィールの入荷もあります。
関連記事
-
-
近江牛だからおいしいとは限らない
私が幼い頃から慣れ親しんできた近江牛。だからこそあえて言わせてもらうと、近江牛だからおいしい
-
-
2011年10月12日のつぶやき
omigyucom / 近江牛.com|新保 吉伸2011年10月11日のつぶやき | http:/
-
-
ブームに左右されない息の長い商品
食べるラー油の次は塩麹が流行っているが ブームの陰には必ず火付け役がいる。 私も肉に
-
-
日々いろんな肉が入荷してきますがA5もあればC1もありすべてに命がありおいしくなってほしいと願うのです
とある牧場から出荷された近江牛ですがちょっと様子が変です。雌の50カ月齢で経産ですが肉にする
-
-
おいしい肉を作るには手仕事しかないのです
私のお肉を扱ってくれているシェフたちの多くが40代です。自分の手に負えないほどたくさんの取引


















