肉なのに魚?サーロインがマグロのような味がした夜
公開日:
:
2015/04/21
雑記

3~4年前の話しですが、知人が肉を購入してくれたときの話しです。肉があまり得意ではないお子さん(女の子)が珍しく食べてくれたと伺いました。そのときに「ママこのお肉、お魚の味がするね」とお子さんが言ったそうで、私は肉なのに魚?… 子供の味覚はよくわからないなぁ、くらいに思っていたのです。それから何度か他の知人のお子さんにも同じようなことを言われて、子供の舌ってときとしてそのように感じることがあるんだなと、あまり気にもとめていなかったのです。
昨夜、京都の某所でイタリアンな食事をしてお腹がはち切れんばかりになり、少し歩きたい気分で夜な夜な河原町丸太町をふらついていると、Le14eに明かりがついているではないか。そろそろ閉店時間だとは思いつつ、肉欲獣な私の胃袋は我慢できず、さきほど食べたパスタ3皿のことも忘れたかのように扉を開けたのでした。

どうしても気になっている肉があったので、まずはそれを焼いてもらうことに。平成16年生まれの豊後牛の経産です。肉質はいいんです。触った感じもねっとりしていて和牛というよりもフランスの牛に似た感じです。ただ、気になる点が1つあってどうしても確認したかったのです。結果、気になる点はなんの問題もなく、それよりもかなりおいしく仕上がっていたのには驚きました。保存の状態がその後の味を大きく左右するということを再確認した次第です。
次に木下さんのサーロインを焼いてもらったのですが、こちらもすばらしかった。脂がピュアなので重さをまったく感じずストレスなく食べられました。それよりもLe14eのキヤマくんが「魚の味がしますね」とボソッというのです。記憶の奥にしまってあった「肉なのに魚」のワードがふたたび蘇ってきました。そう言われるとそんな気がしてきたので、目をつぶってじっくり味わってみると、マグロを食べているかのような錯覚に陥ったのです。大袈裟でもなんでもなくこれ本当なんです。
2切れ、3切れ、何切れ食べてもマグロです。あぁー、知人の子供たちが言っていたのはこういうことなのかといまさらながら感じることができたのでした。結局肉のうまさって赤身ではなく脂なんですね。
これだけ肉のことをやっていますが、まだまだ知らないことばかりです。
関連記事
-
-
あと3日、ここからがさらに忙しくなるのでエンジン全開です
今日あたりから同業者のみなさまも猛烈に忙しいんじゃないでしょうか。忙しい
-
-
牛肉は見た目重視からおいしさ重視へ
先日開催された近江牛のセリは、 異常とも思える高値で思うような買い付けができなかった。
-
-
格付けの時代はそのうち終わるかも
先日、イルジョットにて食べ比べた肉たち。奥から黒毛和牛の経産牛(50日熟成)と手前が近江牛の
-
-
料理人と食材の相性について思うこと
昨日からセジールで販売しているジビーフのハンバーガー、かなり好評です!パンはシェフが毎朝焼い
-
-
素材をいかにおいしくするかは技術と知識と感謝だと思うのです
熟成庫で60日を超えた経産牛のリブロースです。経産牛は骨が癒着していて関節に包丁が入りにくか


















