消費者起点の需要創造
公開日:
:
2015/01/04
雑記
毎日肉を食べてるんですか?… と驚かれることがよくあります。昨日も食べました(写真)精肉になっても肉は生きてますから毎日いろんな顔をするわけです。フライパンでささっと焼いて試食してもいいのですが、せっかくの肉をそんなふうに焼いて食べる人はいないだろうし、やっぱりちゃんと焼いて食べたいですからね。
たまたまつけたテレビにラーメン屋さんがでていた。オーナーであり料理人だということはすぐにわかった。実際に麺を打ってるところやラーメンを作っているところが映っていたが、それよりも質問への回答(発言)でこの人は実際に現場でラーメンを作っている人だなということがわかった。
肉関係の人も出ていたのだが、この人は肉を知らない、つまり現場の人間ではないということがすぐにわかった。出資者でありブランディングが得意なプロデューサーだなと思った。どちらがどうということではない。ビジネスとして成功しているのだからタイプが違うだけでどちらもすばらしい経営者だと思う。
ただ、「言葉の重み」という観点ではあきらかに違ってくる。現場を知っている人間の言葉は重い。逆に現場を知らない人間の言葉は軽く感じれてしまう。野菜でもそうだが、作っている人の言葉がやっぱり深い。だから私は現場を知らない人がさも自分が作ったかのように語られるのが好きじゃない。チェーン店の〇〇牧場から届きましたというのも…なんかね(笑)
熟成肉に関しても、ブームを巻き起こしたと言われる人があちこちに登場している。テレビであったり雑誌であったり…私にとってはどうでもいいことだが、それよりも新しいマーケットが生れたことは確かでありブームが去った後でも残るのはホンモノだけだと思っている。そして賢い消費者はそのことをいちばんよく知っている。
消費者はいま何を求めているのか?… それがわからない限り需要は生れないのではないだろうか。
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