ジビーフ種牛タッキーの内臓販売スタート
公開日:
:
2020/03/24
ジビーフ(完全放牧野生牛)
【ジビーフ種牛タッキーの内臓】
久しぶりに内臓の洗いから処理まで、じっくり時間をかけて丁寧により丁寧に行った。ジビーフの種牛タッキー(85ヶ月令)の内臓。19歳で食肉業界に入り、いろんな内臓を見て触って処理してきましたが、これほど立派な内臓は見たことがありません(大袈裟じゃないです)
当初は15セットのみ販売するつもりでいましたが、3日がかりで洗ってカットしているといろんな顔が浮かんだ。知人の顔、シェフの顔、もちろん奈緒子さんの顔。いままで出荷してきたほとんどがタッキーの子供たち。これからもあと何十頭かはタッキーの子供だろう。そう思うとなんともいえない気持ちになってきて、内臓すべて販売したほうがいいんじゃないかと。なのでレバー以外(レバーは廃棄になりました)のすべての内臓を販売させていただくことにしました。
正直、めちゃくちゃ手間でした。洗いからカット、袋詰めまで僕一人でやりましたから3日もかかってしまったのです。試食は若い子たちとやりましたが、とにかく硬い。脂がないので余計に硬い。健康な内臓ってこうも硬いのかと思うくらい硬い。
和牛の柔らかい内臓(特に腸)を食べ慣れている人は、真逆の牛なので顎が疲れると思います。よく煮込めばある程度は柔らかくなると思いますが、硬いのを承知でご購入ください。
邪魔くさいついでにすべての部位を100gづつ真空包装して冷凍にしました。最初で最後(当たり前か)のジビーフ種牛タッキーの内臓、よろしければぜぎお付き合いください。内臓の次元が違います。
※より自然に近く、牛が本能のまま自由に、ストレスはあえていうなら自然界で共存する虫や動物たちの存在かも知れない。若い子らと試食しながら「硬い!硬い!」を連呼。「でも旨いなぁ」と笑いながら今日も楽しく明日もきっと楽しい。ジビーフの気持ちなんてわからないけど、毎日楽しかったに違いない。
こちらから(→)
関連記事
-
-
ジビーフがJAS有機畜産認定となりました
ジビーフがJAS有機畜産認定されました。もともとはいろんな方から推薦を受けてのことだったので
-
-
完全放牧野生牛がやってきた
知人から北海道の「野生の牛」をドライエイジングできないかと相談があった。野生の牛・・・私の頭は???
-
-
吉田牧場でジビーフミーツな1日に全国から巨匠たちが集まったのでした
「これとこれは獲れた場所が違いますね」と草喰なかひがしの店主、中東さんさんが2匹の鮎を指す。
-
-
幸せな生き方をした牛はいい肉になる
ようやくジビーフの出荷が決まりました。GW前後のと畜が可能との連絡をいただきましたが、5月1
-
-
完全放牧野生牛(ジビーフ)の最近のお気に入りの場所!
この場所は、お母さん牛が人間を含めた外敵から身を潜めて仔牛を生む場所でもあります!山と山の谷
- 新記事
- 旨い肉について
- 旧記事
- スペシャルなミンチ販売します