牛肉の高級部位ヒレは霜降りべったりではなくA3レベルが食べやすい
公開日:
:
2019/03/28
近江牛

お客様からどうしても近江牛のヒレを食べたいと要望をいただいた。もしかしたらお客様のイメージは「近江牛のヒレ=A5」かも知れない。僕は霜降りべったりの肉はやらないのでお客様のリクエストを受けるかどうか悩んだ。まぁ悩むもなにもA5の肉がないので不必要な悩みではあるがポーズとして悩んでおいた。
僕は牛肉に高級食材を合わせるのが好きじゃない。前に知り合いの料理人に牛肉とウニを合体させたものを出されて、こんなものだしたらダメでしょうと店主に言ったことがある。いたずらに高い食材を使えばいいというものでもなければ、それを良しとしていくらでも払う客ばかり相手にしていたらそのうち疲れてしまう。
僕が用意したのは近江牛のA3。用意したというか在庫にあったもので特別なものではない。ヒレといえどもサシの多いものは胃にもたれる。柔らかすぎるのも食べ進むと気持ち悪くなるので繊維に沿って切るのがいい。
ヒレを食べる機会は滅多にないので少し味見を。やっぱりうまいなぁ。
関連記事
-
-
600kg超えの枝肉からとれたウチヒラは見た目キレイだが・・・
問屋さんからウチヒラ1個貰いまして(正確には買ったのですが)、なんのためかと言うと勉強のため
-
-
おいしい肉を作るには手仕事しかないのです
私のお肉を扱ってくれているシェフたちの多くが40代です。自分の手に負えないほどたくさんの取引
-
-
枝重390kg、20ヶ月齢で出荷の近江牛は僕好みですばらしい肉質だった
先日のセリで落札した近江牛。枝重390kgで20ヶ月齢での出荷は畜産関係者ならお分かりだと思
-
-
三角バラのしゃぶしゃぶが超絶うまくて。そしてバラがお買い得
枝肉がいいのか、真空パックの肉がいいのか 断然枝肉だろ、いやいや真空パックの肉は便
-
-
6年ぶりにユッケの店頭販売を行います
レストランで生の牛肉を提供するよりかなり厳しい基準をクリアしなければいけない店頭販売用の生食


















