藤井さん違い
先週はフランスにいたので枝肉の買い付けができず、知り合いの問屋さんに一頭だけ買い付けてほしいとお願いしたのでした。僕の目利きとは違うので藤井牧場さんの枝肉を買ってほしいとだけ伝えたおいた。つまり生産者を指定してリスクヘッジをしたというわけです。
休み明けの今日、肉がないので早速骨を抜いて捌いてみたところ、あれ?藤井さんの肉らしくない。飼い方を変えたのかな。まぁ、これはこれで肉質がいいのでありやな。なんてことを横にいる了平と話しながら、やっぱりなんか変やし出荷証明書で生産者確認してきてもらうと、藤井は藤井でも違う藤井さんです!と了平。
年に数回しかセリに出さないもう1人の藤井さんの枝肉を間違って問屋さんが買ってきたという、まぁ、なんともな出来事でした。
近江牛限定ですが、毎日いろんな生産者の肉を触っていると、かなりの確率で生産者名を当てることができる。もちろん限られた生産者の枝肉しか買わないので6択ぐらいだが、逆に外したらお恥ずかしい話である。
和牛は血統による影響が色濃くでるのですが、生産者らしさもかなり影響しているのです。人柄が肉に反映するというか、日々肉を触っているものにしか分からない触覚みたいなものが備わっているのです。
関連記事
-
-
愛と胃袋、鈴木シェフが産地で感じたこと
9月18日(水)、19日(木)に三軒茶屋のフレンチレストラン「愛と胃袋」で開催される【新保吉
-
-
健康志向なあなたにおすすめしたい牛肉が入荷しています
何年前になるだろう・・・ 木下牧場を訪れたとき、牛がまるで馬のように走り回っている姿をみて
-
-
近江牛だからおいしいとは限らない
私が幼い頃から慣れ親しんできた近江牛。だからこそあえて言わせてもらうと、近江牛だからおいしい
-
-
食べ比べ4種セットもうすぐ販売
当店の近江牛(枝肉)の仕入れは、すべて私が行っている。 生産者との相対(直接取引)もしくは
-
-
仕事とのは相性、私はいまのところ良好なようです
狙って買い付けたA3の近江牛。予想通りモモは赤身が強くてしめしめとほくそ笑んだのですが、ロン
- 新記事
- ジビーフ入荷情報と帰国報告
- 旧記事
- ビオディナミなワインたち