*

あか牛を訪ねて熊本へ

公開日: : 2018/03/04 肉牛の品種, 牧場・生産者

先月末、2日間の定休日を利用して熊本へ行ってきました。目的は東海大学と橋村さんの「阿蘇のあか牛・草原牛プロジェクト」を見学するためですが、道中、震災の後がまだまだ生々しく残っており改めて被害の大きさを知ることができました。

まず熊本駅に着いたその足で東海大学へ向かい、服部先生とあか牛にご対面です。想像していた以上に牛がきれいで驚きました。放牧で暮らす牛たちの毛並といったらピカピカでちょうど4日前に産まれたばかりの子牛が気持ちよさそうに日光浴をしていました。とにかくすばらしい環境です。

次に向かったのは、橋村さんが70歳を超えてからチャレンジしている「阿蘇のあか牛・草原牛プロジェクト」を見学です。牧野でのびのびと育ち、草だけを食べて育った阿蘇のあか牛の肉は、いまは6頭しかいませんが、10年計画でこれから取り組んでいきます。

広い野山に牛を放ち、草だけを食べさせるという牛本来の育て方は、日本全国どこでもできることではありません。それは一年を通じて牛を養うだけの草を蓄える、阿蘇の草原だからこそできることです。阿蘇の草原を有効に活用し、日本の食の未来を明るいものにしていきたい。そんな思いから、「阿蘇のあか牛・草原牛プロジェクト」は生まれたのですが、微力ながら私も協力させていただくことに。

翌日は、リストランテ ミヤモトにて宮本シェフの料理を堪能して濃い2日間を終えたのでした。同行したセジールの村田シェフと山田さんはそのまま滋賀へ、私は熊本空港から東京へ・・・

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

肉も人も良し悪しは顔にでる

6月末にお肉になってくれたジビーフのリブロース。個人的に試したいことがあってこちょこちょして

記事を読む

吉田牧場さんのブラウンスイス牛

僕が商売をしている場所は黒毛和牛のど真ん中。日本最古の銘柄牛“近江牛”を生業にしている生産者

記事を読む

牛飼いに必要なのは技術よりも夫婦円満なのかも

先週お肉になってくれたばかりの藤井牧場さんの近江牛ですが、久しぶりにドストライクです。こうい

記事を読む

宮崎で見つけた価値と値打ちある生産者の牛と肉

この枝肉、畜産関係者が見れば賛否両論の見方があるんじゃないかな。例えば、血統や格付けを意識しなが

記事を読む

作り手と食べ手の信頼がつくるおいしい料理

なにから書いていいのかわからないほど高山シェフの料理はすばらしかった。「驚き」と「感動」そし

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年12月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031