想いの連鎖がおいしい一皿をつくると僕は思っています
公開日:
:
2016/05/29
メディア, 愛農ナチュラルポーク

28日に放送された「食彩の王国」、内容が気になっていたのですがYouTubeで見ることができました。編集がすばらしくバッサリやられていましたが、食を通じて愛農高校のことを知っていただく機会を与えていただき感謝しています。僕が中学3年生に戻れるならぜったい入学したい、そんな愛農高校に1人で多くの方が興味を持ってくれたら過酷な撮影を耐えた甲斐があるとあるというもの(笑)… 冗談ですよ。
放送後にたくさんの問い合わせをいただきましたが、「とりあえず使ってみたいのでロースとバラを送って」とか、「見積書とパンフレットを送って」とか、「長期で使うつもりはないけどスポットで使いたいからまずはロースを送って」とか、「サンプルはないの」とか・・・
興味を持っていただけることはありがたいのですが、見積書もなければパンフレットもなく、とりあえず送るほどの持ち合わせもなく、なんというか、お話ししていても商売の視点が違うんですよね。特に愛農ナチュラルポークに関しては、お金の臭いがしない豚なのでちゃんと理解して使っていただける方にお預けしたいと思うのです。けっして選り好みしているわけではないのですが、いや、してるのかも。こんなことばかり書いていると叱られそうですが、生徒たちに自慢したいですからね。キミたちが育てた豚はこんなすごいシェフに使ってもらってるんだよって。

番組の最後に流れた高橋シェフの言葉が印象的でした。
「こんな環境の中で、こんな無邪気な人たちが育てていて、一緒に料理をして、一緒に食べられるなんて、こんな幸せなことはないと思います。より心が入りそうですね、料理する時に」

お店じゃないので調理器具は整っていませんが、それでもこのアリスタは絶品でした。愛農高校野菜部が収穫した葉たまねぎと一緒に。
高橋シェフは、愛農ナチュラルポークを扱いだした当初から使っていただいてまして、どれくらいになるかな、僕は覚えていないのですが、番組内で3年になると言ってましたね。3年生が卒業するたびに少しずつ味が変わるのですが、それも楽しみのひとつなんですね。リーダーになった子はプロジェクトを組み、例えば一昨年は放牧にチャレンジしたり、昨年は飼料米を与えたりと、その年度の課題を僕たちと共有しながら一昨年より去年、去年より今年と、おいしい豚肉を作っていくのです。
今回、高橋シェフははじめて愛農高校を訪れましたが、常に情報は日々のやりとりのなかで報告しています。こういう生徒がこんな育て方をして・・・という感じに。それが僕の役割ですし、そこに嘘はなく真実のままに、そしてその想いは最高の一皿になっていくのです。
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