愛農ナチュラルポーク、試験的に滋賀の食肉センターで屠畜解体
公開日:
:
2018/06/05
愛農ナチュラルポーク
昨日、トラックから豚を降ろすのに手こずった。スゴイ声で泣き叫ぶ4頭の豚たち。自分たちがこれからどうなるのか頭の良い豚は分かっているに違いない。なだめながら降ろした。そして今朝・・・
肉となった愛農ナチュラルポークを引き取りに行ってきた。昨日と同じ場所へ。20代の頃から屠畜場へ出入りしていたのでこういう場面には慣れているものの豚の鳴き声が耳から離れない。でも、これが現実。目の前の肉をおいしくしてやることが僕の仕事であり責任。
だから屠畜以外の解体はすべて僕がやった。内臓は食肉センターで働く僕の後輩が他の豚と混ざらないように仕分けしてくれた。牛の内臓に比べれば驚くほどコンパクトだ。オゾン水できれいに洗った。愛農高校でこの豚たちを見て、屠畜の現場に立ち会い、そして今、目の前に肉があり内臓がある。
最後の処理からカットも僕がやった。関西育ちの僕は豚の内臓は食べない。どうあがいても牛には敵わない。でも、食べないわけにはいかないので焼いてみた。正直驚いた。愛農ナチュラルポークの内臓はこれほどうまいものなのかと。愛農高校出身の了平にも食べさせた。豚のような雄たけびをあげて「うまい!」と叫んだ。「やまかしい!」と一喝。
この2日間、かなり疲れた。そこまでやらなくてもいいという気もしないでもないが、おいしさを追求するとしんどいことをやらなければ手に入らない。
さて、愛農ナチュラルポークの内臓ですが、頭は毛を焼く処理が時間的に難しく今回は食肉センターに置いてきた。レバーやハツは某シェフの元へ。おそろしくうまい小腸、大腸、ギャラは一般販売させていただきます。
●愛農ナチュラルポークホルモン(味付けあり)
たれは僕が作りました。余計なものは入れてませんが味噌ベースなので濃厚ちょい甘です。
関連記事
-
-
近江プレミアム牛にジビーフに愛農ナチュラルポークなどなど
ジビーフ『やい子』の枝肉を吊るして30日が経過しました。かなり水分が多いので乾燥させながら水
-
-
3/7のランチからエッサンシエルにて愛農ナチュラルポークの骨付きロースが食べられます
料理雑誌に豚肉特集が組まれるたびに愛農ナチュラルポークを取り上げてくれないかなぁといつも歯が
-
-
愛農ナチュラルポーク50期のプロジェクトは飼料米
昨年度の愛農高校養豚部49期のプロジェクトは「放牧」でした(→) 昨日、研修中の了平(
-
-
愛農ナチュラルポークをマッキー牧元流で食すと驚くほど美味しく食べられるのです
寒くなるとしゃぶしゃぶ(特に豚しゃぶ)をする頻度が増えるのですが、この本のおかげでポン酢も胡
-
-
愛農ナチュラル紅ポークの入荷は8月5日です
ジビーフの生産者、西川さんちの長男が愛農高校養豚部で放牧にチャレンジしています。そして8月5