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愛農ナチュラルポーク入荷情報

公開日: : 2016/01/10 愛農ナチュラルポーク

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牛にしろ豚にしろ、いったいどれくらいの銘柄があるのだろうか。近江牛や松阪牛、神戸牛といった推進主体が都道府県の銘柄牛はご存じの方が多いと思われます。近江牛なら推進主体が滋賀県であり松阪牛なら三重県といった具合です。それら銘柄牛より多いのが一般には広く知られていない個人ブランドの牛や豚です。飼育の背景やエサなど、それぞれにこだわりがあるように肉質もサシがたくさん入いったものもあれば赤身が強いものがあったり、生産者や販売者、支持する方々の想いと共感が色濃く表れているように感じます。

愛農ナチュラルポークもいわば個人ブランドの豚です。愛農高校養豚部の生徒たちが実習の一環として育てている豚で品種は三元豚です。三元豚とは、肉質をよくするために3種類の純血種を掛け合わせた豚です。ランドレース種(L)の雌に大ヨークシャー種(W)の雄を掛け合わせてできた一代雑種の雌(LW)にデュロック種(D)の雄を交配して産まれた三元交配による雑種をLWDといいます。

農業高校なので野菜も果樹も作物も自前なので自給率が高い高校ですが、だからといって特別な飼育をしているわけではなく、また特別な飼料を与えているわけでもありません。でも、どの豚と比べてもおいしさが際立っているのです。もちろん愛農ナチュラルポークよりおいしい豚肉があるかも知れませんし、あたりまえですが好みもあります。しかしながら、料理人の方々をもってしても群を抜いたおいしさなのです。何度も愛農高校へ訪問していますし、料理人のみなさんもお連れしているのですが、それでもおいしさの秘密たるものが見つかりません。ビジネスとして多頭飼いしているわけではないので、豚の気持ちになればストレスが少ないかも知れません。そのあたりが肉質にでている可能性があるように感じています。

愛だの感謝だのと安易に使いたくない言葉ですが、愛農高校を訪問して豚や生徒とふれあい、その後でおいししさの理由を考えたとき、私も含めお連れした誰もが、おいしさの原因は生徒たちの愛だなと呟くのです。実際に訪問しなければ感じることができない不思議な感覚ですが、言葉では伝えられない、でも、なんとなくわかる。もしかしたらおいしさの理由ってそんなものかも知れないですね。つまり現場に立てばなんか感じる程度なのかも。

出荷の安定しない愛農ナチュラルポークですが、1月~3月はありがたいことに毎週2頭づつの出荷が予定されています。業販だけではなく一般販売もできそうです。

 

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