交雑種40日熟成ロース一般販売開始しました
素牛や枝肉相場の高騰で厳しい局面を迎えていますが、市場で競り負けしなければどんな牛(枝肉)でも買えます。しかし、そういうわけにはいきませんからね。
DAB(ドライエイジングビーフ)用として仕入れている経産牛も価格云々よりも牛がいない。そのために緊急用として交雑種(黒毛和種×ホルスタイン)も40日間熟成させているのですが、これが思った以上に評判がよくて、経産牛が欠品することなく回りだした現状でも、交雑のほうが良いからと浮気しているシェフもいるくらいなのです。雌限定で熟成させているということもあり使い勝手もよく、価格面でもお得な感じです。
あっさりとして赤身が詰まっているので、200~300g程度は軽く食べられる感じです。いままでは業務用としてのみ販売していましたが、一部のお客様よりサイトでも買えるようにしてほしいとご要望いただきましたので、本日より、お試し販売を開始しました。好みはあるかと思いますが、熟成肉のとっかかりとしては非常にリーズナブルでおもしろい仕上がりになっていますので、ご興味のある方はぜひお求めください。(→こちらから)
関連記事
-
熟成肉はカフェラテの香
この日はテレビの取材であまりお見せすることのない熟成庫 へ。 熟成香(じゅくせいこう)を
-
豚肉の熟成についての検証結果
豚肉はと畜してからどれくらいまで個体のおいしさが持続するのか。真空パックにせずに枝肉から骨付
-
宮崎の岡崎さんがパイン粕を食べさせて育てている経産牛がとんでもなくおいしくなりました。
2年前だったか、知人の紹介で宮崎の岡崎芳次さん(宮崎県の岡崎牧場)にお会いしたのですが、イベ
-
熟成肉いろいろと仕上がっています
8月29日に開催する「肉Meets in 高知スルラクセ」で使う土佐あかうしのロースを熟成庫
-
IL GiOTTO(イルジョット)で熟成肉を食べる
肉は素材の良し悪しも重要だが、火入れによって味が変わる。 今回、駒沢にあるIL GiOTT