『ほなみちゃん』がお肉になりました
公開日:
:
2013/12/28
熟成肉
30か月飼育してから出荷する予定だった『ほなみちゃん』だったが、腰が抜けてしまって尻尾が振れない状態になってしまった。尻尾が振れないとウンチをしても体についてしまう。なのでその都度タオルでいちいち拭いてやらないといけない。すごく手間がかかる牛さんだ。こういう手をかけて育てた牛さんだからこそ大事にしてやりたい。そう思うのは生産者も私も同じだ。
獣医さんとも相談して結局22ケ月でお肉になってもらった。生産者の木下さんから早くお肉にした分、肉質が心配だということもあり40日間ドライエージングさせてみた。先日熟成庫から出してみたのだが、これがすばらしい出来栄えなのだ。年末でバタバタしていたこともあり本日早朝より捌き(骨抜き作業)をして真空パックで保存することに。小さな牛さんだったのでリブロースでも6.0kg、サーロインで4.5kg程度です。サーロイン1ブロックは年明けにクレメンティアさんで使っていただくことに。あと3ブロック(リブロース2、サーロイン1)ありますのでご興味のある方はご一報ください。
関連記事
-
変わりゆく飲食店の欲求と需要
いつだったか、うちのスタッフが国道沿いのファミレスの看板はややこしいですね。 と言っていた
-
焼き方によって部位を変えてみる
8月までは毎週のように東京出張があり、一昨日も日本橋で一泊して地震で飛び起き、それか
-
熟成肉は飲食店のイノベーションになりつつある
左側が経産牛のモモ肉(正確にはイチボ)、中央が近江牛ヒレ、上がサーロインという豪華な 組み
-
藤井牧場さんの経産牛は驚愕のおいしさだった
藤井牧場さんのお母さん牛(154ヶ月齢の経産牛)のリブとサーロインはル・キャトーズイエムへ嫁
-
近江プレミアム牛の「枝枯らし」は伸びのある肉質と長く続く余韻が特徴です
友人に誘われて外食することが多い今日この頃。行き先はほぼ100%友人の知り合いがいるレストラ