肉とワインの会 in 大鵬
公開日:
:
2015/06/19
イベント
いつだったらLe14eでシゲさん、江上さん(エーテルヴァイン)、こうきちゃん(大鵬)、そして私の4人で飲みながら夜更けまでぐだぐだ話しているときに大鵬で肉とワインのイベントやろうよ、という話で盛り上がり、その場で日程を決めて6月16日の開催となったわけです。
シゲさんは営業があるため参加できませんでしたが、この日のために3人で打ち合わせをし、食材の選定も二転三転し、最終的に愛農ナチュラルポーク、ジビーフ、木下さんの近江牛、愛農親鶏の4つでメニューを組み立てることになったのです。こうきちゃんとは毎日やり取りしながらメニューを考えたのですが、蓋を開けて見れば私の想像を遥かに超えた料理の数々に興奮しっぱなしだったのです。さらに江上さんがセレクトしたワインがドンピシャで参加者一同、幸せな時間を過ごすことができました。
皮付きバラを使った四川の前菜からスタートです。
近江牛のハツとタン、そして動脈です。
ジビーフのネックを使った料理(名前が分かりませんが・・)
こちらもジビーフです。パリパリのせんべい状にしたものですが私の中にはない発想の料理の数々にただただ驚くばかりです。
近江牛の天肉です。いままで味わったことのない食感でした。
これには驚いたというか参りました。琵琶湖のすっぽんと愛農親鶏です。
木下さんのソトヒラを使った四川料理の定番、干辺牛肉絲
20年ほど前になるかな、中華料理店の取引先が10店舗ほどあって青椒肉絲用にと牛のウチヒラを納品していました。和牛でもなければ国産牛でもありません。輸入牛肉のウチヒラでトップサイドと呼ばれているものです。安価で使いやすいのですがおいしくないのが特徴のような牛肉です。真空パックを破ると大量のドリップが流れだし、いかにもマズそうな肉色をいまでも鮮明に覚えています。
香辛料で肉の味がかき消されるので食感だけを楽しむ感じでした。私が知っている中華料理はどこもこのような感じでした。和牛を使うことは稀でほとんどが安価な牛肉や豚肉、鶏肉を香辛料で合わせる料理といった印象が強かったのです。
しかし、大鵬の料理は素材の力を引き出すための香辛料であり、とにかく力強いのです。四川料理なので辛いのですが、その辛さの隙間から牛肉の旨味がじわじわと染みだすような感じなのです。目をつむって噛みしめると、私が知っている木下さんのお肉の味がしっかり感じられるから驚きです。
愛農ナチュラルポークの骨付きバラです(またもや料理名を失念)
春先に木下牧場にてシェフのみなさんとBBQをしたのですが、そのときに捌きたての肉で作った麻婆豆腐がいままでで一番おいしかったと言うこうきちゃん。それでいろいろ理由を考えてみると、フレッシュな牛肉を使ったことが要因ではないかということになり、この日のためにミンチ機を購入して実演ショーとばかりにミンチを挽きまくったのでした。
そりゃね、うまいに決まってるのですが、私がいままで食べた麻婆豆腐のなかでは断トツでした。
料理はこれだけじゃなかったのですが、食べるのに夢中で撮り忘れたものも多く、それほどまでにおいしかったのですが、江上さんが1品づつに合わせたワインも凄かったのです。
造り手の想いを語る江上さん。今回も抜群のセレクトでした。
木下牧場のその美さん。相変わらずよくしゃべる。
ジビーフの説明は、きたやま南山の楠本さん。私と駒谷牧場の西川奈緒子さんを繋いでくれた方なので想いは半端なく熱いです。
そして、最後はこうきちゃんと奥さんです。
中国人か日本人かよくわからない出で立ちですが、今回の参加者はこれから先、大鵬以外で中華を食べれなくなったんじゃないかな(笑)それほど堪能したすばらしい会でした。
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