熟成肉をロレオール伊藤シェフが焼くとこうなる
公開日:
:
2011/10/28
イベント
「いわての安全安心な食を豊かに味わう会」
と銘打って、10月24日に京都のきたやま南山で
盛大に開催されました。
経緯から当日の様子は、きたやま南山の楠本社長の
ブログをご覧ください。
前菜の「生ハムと京野菜のサラダ」
南山さんといえば、牛肉サミットで準優勝を果たし
岩手の畜産業界を活気づけた功労者だと私は思っている。
出荷停止の状況で、自ら放射性セシウムの検査をして
安全性を訴えた、その勇気はすばらしかった。
「短角牛の串焼き」で見事、準優勝を果たしたのだが
そのときの賞品が、写真の生ハムだ。
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この日のために、大事に保管していたのかと感動したのだが
どうやら違ったみたいだ。
どうやって使ったらいいものかと妙案が浮かばず、
冷蔵庫にしったままだったとか(笑)
さて、メインの短角牛だが
先ごろ、農水省の料理マスターズブロンズ賞に輝いた、
ロレオールの伊藤シェフが南部鉄器のグリクで焼いてくれた。
正直、これほどおいしくなるのかと、
涙がでそうなぐらい驚いた。そして感動した。
目を閉じて、ゆっくり噛みしめると
エージングで水分が飛んでいるはずなのに
じゅわーっと肉汁が口の中に溢れるではないか。
しかも、あま~いナッツのような香りが
後を追いかけるように、鼻の奥のほうに感じる。
外はカリッと焦げ目をつけて、
中はローズピンクに仕上げています。
近江牛の熟成肉とは、一味違ったおいしさがあり
同じような条件でエージングしても、こうも違うものかと
改めて、勉強させられた。
私は、短角牛は熟成には向いていないのかと思っていたのだが
結果は違った。いや、まてよ、私が以前短角牛を熟成させてイマイチだったのは
焼きが甘かったのかも知れない。
柔らかさは十分感じられたのだが、香りが乏しかったので
短角は熟成に向いていないと決めつけていたのだが・・・
それにしても、伊藤シェフは何もむつかしいことはしていないと
言うものの、やっぱりプロが焼くとこうなるのかと思わずにはいられないおいしさだった。
こんな方もお見えだった。
清水寺の森貫主さんだ。
「今年の漢字一字」は、投票で決まるのだが
もし私に決めろと言われれば、という前置きのうえ、
「絆」
という一文字を掲げておられた。
さて、今回のイベントはいろんな意味で勉強になった。
そして、宮崎からスモークエースの穴井さんが駈けつけてくれたり、
高校時代の友人に再会したりと、ほんとうに感謝、感謝だ。
牛肉サミットのメンバーたちと伊藤シェフ。
いやぁー、楽しかった!
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