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ジビーフの一般販売に関しまして

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ジビーフの一般販売に関しまして、たくさんの方からお問い合わせをいただいておりますが、今回入荷分は申し訳ございませんが一般販売分はなく一部を除きほとんどを信頼できるシェフのみなさんに使っていただくことにしました。

フード・アクション・ニッポンアワード2014で審査委員特別賞を受賞させていただいた影響もあり、全国のレストランからもお問い合わせをいただきましたが絶対数が少ないこともありお断りさせていただいております。本当にありがたいことで埋もれていた牛にスポットを当てていただき感謝しかないのですが、いかんせん出荷頭数が年間4~5頭程度でしかも使える部位も限られているのです。

ジビーフが育つ環境や生産者の想いに共感してくださり、どうしても肉を使ってみたい、食べてみたいとおっしゃってくださる方もたくさんおられるのですが、私自身の考え方もありましてむやみやたらと販売網を広げるつもりはありません。

今回のように一般販売しないことのほうが多いのですが、当店のお客様のなかには、牛肉を食べたいけど様々な理由(病気など)で食べられない方がおられます。それでも私を信頼してくださり月1のわくわく定期便をご注文くださったりするわけです。もうこうなると仕事とかではなく想いの繋がりのようなものを強く感じるのです。

近江牛もいいのですが、そういった方にこそ私はジビーフを食べてほしいのです。写真は今回入荷分から骨付きロース1本だけ残して冷蔵庫に吊るして水分を抜く作業をしていたものです。

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包丁を入れたらこんな感じです。私的にはかなり満足度が高い仕上がりです。赤身が強く脂も黄色くて一般向きではない感じですが、これがおいしいんですよね。けっして柔らかい肉ではありませんが、きっと口に入れたときに何かを感じていただけると思うのです。ジビーフとはそういう肉なのです。

 

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