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愛農ナチュラルポークと畜産業界の未来

公開日: : 2013/01/11 商品

愛農ナチュラルポーク掲載記事

 

きたやま南山で開催された、愛農ナチュラルポークお披露目の様子が業界紙に掲載されました。各方面から注目を浴びており、今後の取り組みが楽しみだという声もお聞かせいただいた。(→クリック

本日放送のBBSびわ湖放送「びわカン」24:20~25:15でも、愛農ナチュラルポークお披露目会の様子がオンエアされます。ちなみに近畿エリア全域は、明日の土曜日J:COMチャンネル
20:00~20:55でオンエアされます。

ところで、豚も牛も家畜はエサ代の高騰で農家の零細経営では立ち行かなくなりつつある。
既に廃業せざるおえない状況の農家もたくさんあると聞く。

年末の和牛相場は、全国的に軒並み高値で推移していたが、農家の喜ぶ顔を見るとホッとする反面、A5連発で高値で売れれば天狗になる農家もいて、浮かれてる場合かと内心おもってしまう。

それほど、今後は特にエサの高騰がじわじわと農家の首を絞めていくのが目に見えている。

世界に目を向けると、例えば中国は世界最大の食肉消費国だが、伝統的な農家「裏庭養豚」が廃業を迫られている。

人口増加に伴い、食肉の増産はどこまで可能なのかというのが問題だが、それはエサの原料となる穀物をどこまで確保できるかという問題と直結する。

日本は、家畜のエサの9割を輸入に頼っている。
先にも書いたが、穀物価格の高騰が畜産農家にとっては大きなダメージとなり、高値で売れなければ本当に死活問題なのだ。

そのために、牛を大きくして(太らせるという意味)負担をかけて無理やりサシを入れる肥育方法には疑問を感じる。600kg以上の枝肉がセリで競売にかけられるが、どういう肥育をすればそんなに大きくなるのか不思議でたまらない。

ところで、あるビデオで、イリノイ州の農家の実態を見たのだが、言わずと知れた米国は家畜のえさとなる穀物の世界最大の輸出国だ。昨年の夏は70年ぶりと言われる干ばつに襲われた。そのために収穫量が3割ほど減ったのだが、収入は昨年並みを維持だそうだ。理由は、トウモロコシの価格が上昇しているからで、しかも肉消費量が増えたうえ、バイオエタノールの需要も増えているのが大きな理由だそうだ。

牛肉1kgを作るのに約11kgの穀物が必要といわれている。
穀物の需要と供給は世界的な問題であり、ビデオでは、「食の安全保障は一か国では成り立たない」というテロップが流れて終わっている。

今後の畜産は、大規模経営に移行するかブランド商品として差別化するか、とも言われているが、私は商品とサービスの差別化は必須で、しかも高差別化しなければ時代と共に流されてしまうだろうと感じています。

そいうい意味でも、愛農ナチュラルポークは高差別化の豚肉であり、価格と品質もストーリーが見える付加価値が提供できる商品だと断言できます。

 

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