*

ドリップについて

公開日: : 2020/05/19 未分類

情報発信についていろいろ思うことがある。例えば飲食店。なにもしなくても流行っている店がある。かと思えば毎日のようにSNSに投稿している人もいる。マメなのか、苦手なのか、そもそも嫌いなのか、もちろん正解も不正解もない。なにもしなくても認知されて繁盛していればそれにこしたことはない。

僕なんかのレベルだと、発信しないと見つけてもらえない。書くことは苦手じゃないので、肉のことならなんぼでも書ける。書きすぎると、アンチがでてくる可能性があるけど、そんなのは気にしない。もともと、だれかれと好かれようなんて思っていない。発信で気をつけていることは、嘘のない情報、これだけだ。

今日、問屋が豚ロースが余ったので買ってくれないかと持ってきた。国産の豚だが、問屋の営業に産地を聞くと、鹿児島かな、宮崎かな、あやふやだ。なんの問題もない豚肉だが、僕は使わない。うちの若い子たちにとっては、勉強になるけどね。

これをこうしてこうすると、ほらね、ドリップが溜まってくるだろう。自分ら、この豚肉食べたいと思うか?…思わないだろ。でもな、スライスしたら見分けつかないだろ。食べて初めてうまいとか不味いとか感じるだけで、僕らはスライス前の原型にもっとこだわらないと良い仕事なんかできないよ。

なぜ肉に味がないのか、なぜアクがでるのか、ちゃんと理由があるんです。このあたりのことを、せめて僕と仲良くしている人たちは知ってほしいし、知ってから食材を選んでほしいと思います。

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ロイヤルタッグトーナメント観戦、そしてメログラーノ

僕の予想通り、チサコ選手と松本選手の令和アルテマパワーズが優勝した。しかし、どれもこれも良い

記事を読む

見た目や味ではなく背景で選んでもらえる牛肉

  子牛が誕生する瞬間をライブカメラから見守った。 木下さんがフェースブッ

記事を読む

1/24北海道オークリーフ牧場からホワイトヴィール(乳飲み仔牛)が入荷しました

フランスで見た牛肉で圧倒的に印象に残ったのがホワイトヴィール(乳飲み仔牛)です。正直言って和

記事を読む

no image

チェンチにてブラウンスイス牛を食す会

6月に京都荒神口のDroitにて開催されたブラウンスイス牛を食す会。料理人も多く参加しての会だったの

記事を読む

プレミア近江牛販売まであと3ヶ月

(撮影:中塚まろみ)[/caption] 自給飼料と国産飼料100%の近江牛を昨年の7月に2

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年11月
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30