熟成肉の次回販売は今週末から
立命館大学びわこ・くさつキャンパス開設20周年記念企画BKCサンクスデーに「ホルそば」焼きに行ってきました。賑やかしの出店だったのですが蓋を開けて見たら、なぜかホルそばブースだけ長蛇の列・・・
一生懸命の出店でもなかったので並ばれるのは困るのですが、そうも言ってられずに焼き続けるわけです。しかも炎天下で暑い。周りの店舗は気合十分で声を張り上げ呼び込みしているのですが、我々初老チームは次第に元気がなくなり声もでず、いらっしゃいませすら言えない状態。お客さんの視線を気にしつつ黙々と工場の作業のようにホルそばを焼き続けたのでした。
ところで、なぜホルそばブースにだけ行列ができたのか。いろいろと理由を考えたのですがさっぱりわかりませんでした。1つだけ感じたのは声を張り上げての呼び込みは近寄りがたい雰囲気があり、あまり効果がないように感じました。
ところで、発売中の『ぴあMOOK関西版「究極のうまい肉」』に私が推薦する熟成肉が食べられる店として、エッサンシエルとショナパンの2店が掲載されています。ぜひ本屋さんで手にとってください。この本を見て当店に熟成肉の注文が入るとは思えませんが、久しぶりに熟成肉の在庫がゼロになってしまいました。ということでしばらく売り切れが続きます。
朝から問い合わせもいただいておりますが、黒毛和牛は今週末に仕上がり予定のものがありまして、近江牛は今月末の仕上がり予定です。海外でみかけるドライエージングビーフのように30日程度で熟成庫から引きあげてもいいのですが、脂の旨味を重要視しているためどうしても40日はひっぱりたいわけです。
しかし、ドライエージングビーフの謎は深まるばかりで、6月11日に大分で開催する肉Meetsに使う肉を、知人から預かって熟成庫に入れたのが30日前です。イベントの関係から早めに庫内から出したのですが、完璧に近い形で仕上がっていました。預かった肉の性質が当店の熟成庫にマッチしたのだと思いますが、少し分けていただき試し焼きしたところ、抜群においしかったのです。
関連記事
-
比較は悲劇のはじまり
正月気分というまったり感は年々薄れていくように感じています。元旦はお節に日本酒でそれなりに満喫しまし
-
肉は技術ではなく心で切る
技術は教えられても肝心なのは心だと思うのです。イズムとか流儀と表現する方もいますが、僕が伝え
-
その店にあった肉を用意するということ
虎ノ門でポップアップ中、何人かの方に取引のお話をいただきました。シェフであったりマネージャーみたいな
-
noteご覧ください
サイトメンテナンス中につきnoteで更新しています。 https://note.com/sak
-
フランスからバザス牛とリムーザン牛入荷
フランスから届いたばかりのバザス牛(上)とリムーザン牛(下)。骨付きで入荷してくるのですが、