住所、電話番号非公開の店でモツサンド
公開日:
:
2021/04/18
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東京某所に女主人が一人で営業している店がある。本人は家庭料理だというがとんでもない。彼女の料理で胃袋を掴まれた方は多いはず。場所をお伝えしたいのだが、住所、電話番号非公開につき残念ながら。住所を伝えたところでまともにたどり着けない。よくぞこんな場所を見つけたものだと感心したのだが、歌舞伎俳優の方に紹介してもらったとか。聞けば僕の知り合いの方だったのでびっくり。これもご縁。
さて、夜の営業は予約のみというこの店。ランチはやっていない。過日、ブリアンツァでモツバーガーを期間限定で提供したことがあり、女主人も食べたのだが、それがいけなかった。いや、いけないというわけではないが火がついてしまった。イタリアのパルモレで食べたモツバーガーを再現したいと。
さっそく脾臓と肺と小腸を送った。僕が東京へ行く予定に合わせて作ってくれるとのこと。ランチ営業はやっていないのだが、特別に開けてもらった。
見た目はよくないが、おいしくて驚いた。毎週2回、屠畜が多ければ3回、近江牛の内臓が入荷してくる。レバーだけとかタンだけとかではなく、一頭分の内臓あますところなくだ。困るのが肺と脾臓で、商品化できない。肺は3日もすれば黒ずみ使いものにならない。煮込めばおいしいのはわかっている。でも、うちの店では需要がない。脾臓も同じく。チレ刺しとかで生で食べさせるところもあるみたいだが、僕は無理。一度生で食べてみたが吐き出した。なんでも食べるうちの了平(店長)でさえ吐き出した。愛農高校の池でガマガエル捕まえて焼いて食べてた了平でさえ。
これはたくさんの人に食べてほしいとSNSに投稿したら、100人以上の方からご一緒したい、食べたいとコメントいただいた。しかし、住所非公開の店なのでだれかれというわけにもいかず、しかも、僕も同伴となるとさすがに頻繁に食べるわけにもいかず、ひとまず5回のみランチをお願いしたのだった。
イタリアに住んでた人も驚いた。見た目のインパクトを超えるおいしいとでも言えばいいのか。とにかく世界は広い

モツバーガー(モツサンドかな)があまりにも軽すぎるので、ほうき鶏のモモ&ムネのカツとカレの3点セットにしていただいた。これで3000円。安いでしょう。
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