京都祇園 時菜 今日萬にて 中島武 × 新保吉伸
公開日:
:
2018/12/03
イベント

一昔前は「特選」とか「極上」といった表記が目立ったが、不当表示になる恐れがあることから使われなくなった。その代わりに目立ち始めたのがA5表記だ。「A5=最高級」という含みをもたせた使い方だとは思うが、格付けとおいしさが比例しないことは周知の通り。「A5=サシ多め」が正しい読み方であり、数字に惑わされずサシが多くても赤身の肉でも要は好みの問題。
特選でもなければ極上でもない。ましてやA5でもない。あえて「特上」を掲げるには意味がある。機械切りではなく手切りにこだわり、どうすればおいしく提供できるか。肉の質を見極めカッティングに手間をかけ、腰抜かすほどおいしいすき焼きを食べてもらおうじゃないかの心意気。特選もA5も我感せず。平成が終わろうとしているいまだからこそ昭和のよき時代の特上をお楽しみいただけます。幼い頃を思い出す。壁にボール蹴って遊んでいると隣の家から香るすき焼きのええにおい。特上万歳!

関連記事
-
-
9月13日は短角牛「草太郎」を食す会、ドライエージングで仕上げます
短角牛「草太郎」の写真はやまけんさんのブログから拝借した(→クリック) 食ジャーナリストの
-
-
足寄の石田さんちのラムとマトンを半身づつ食べ尽くす会は衝撃的なおいしさだった
約1年ぶりに足寄の石田さんから羊が届きました。もともとは羊が苦手な私が度肝を抜かれたというか
-
-
バザス牛をDABと吊るしで仕上げてカルネヤの高山シェフが焼くと言う贅沢な試食会
少し前になるが、フランスのバザス牛を輸入しているN女史から依頼を受けて私がドライエイジングと吊るしで
-
-
熟成肉や愛農NPを味わえるクレメンティアで肉Meetsやります
京都のイタリアン、クレメンティアの田渕シェフと木下牧場を訪れたのが数か月前。口数こそ少ないが


















