ジビーフまもなく入荷です
公開日:
:
2017/03/25
ジビーフ(完全放牧野生牛)
牛は囲った時点で自然から離れていく。なのに愛情とか感謝とかストレスフリーだと言うのはおかしい。と言う方がいる。一理あると思う。一方、僕はこうも思う。小さな牛舎の中にも物語がありストレスを感じていない、なんなら短い生涯を幸せに感じながら肉になってくれている牛もいるんじゃないだろうかと。
牛の気持ちは分からないし、僕の勝手な想像でしかないのだが、肉を触っていると、「この牛は愛されて育てられたんだな」と感じることがある。もちろん逆もある。だから、どんなに良い肉でも作り手の人となりで購買を見送ることもあるし、あぁ、この肉はイマイチだなと思っても僕の経験値でおいしくなる可能性があるなら買い付けることもある。
さて、先ごろ肉になってくれたジビーフはどうだろう。牛舎に入らず真夏であっても真冬であっても放牧地で暮らす。だからストレスフリーかと言えば、それこそ牛に聞かなければ分からない。いや、牛も自覚ないかも。ただ、ひとつだけ確信できることは、内臓が健康だったことを証明してくれている事実です。そして牛は個体差があって当たり前ですが、ジビーフは個体差がほとんどないのが特徴でもあります。
さて、今回のジビーフもいつもながら力強い赤身です。使っていただけるシェフのみなさん、よろしくお願いいたします。
関連記事
-
-
完全放牧 野生牛は3月中旬に販売開始
完全放牧野生牛について、ご存じない方はこちら(→)をお読みいただくとして、昨年9月にきたや
-
-
有機JAS認定ジビーフ第二弾、入荷しました
ジビーフ「波平」の内臓と枝肉。 まだまだ認知度が低く、和牛とは真逆の肉ゆえに障壁もあります
-
-
ジビーフになにが起こっているのか、肉質に異変が?!
ジビーフの肉質がここにきて一段と良くなりました。というのも見た目から雰囲気が違ってい
-
-
ジビーフ「あつし」のカイノミを食べる
1月11日にと畜した24ヶ月令去勢の『あつし』。生産者の奈緒子さんは月齢が若いので肉にするに
-
-
ジビーフ「ろくちゃん」間もなく入荷
10日着予定の有機ジビーフ『ろくちゃん』(30ヶ月令メス)ですが、生産者の西川さんから以下の