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足寄の石田さんちのラムとマトンを半身づつ食べ尽くす会は衝撃的なおいしさだった

公開日: : 2016/12/04 イベント

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約1年ぶりに足寄の石田さんから羊が届きました。もともとは羊が苦手な私が度肝を抜かれたというか、まさか羊で感動するとは夢にも思ってませんでした。もしかして苦手な羊が克服できたのか?!と思ったのですが、他所で食べるとやっぱりダメ・・・

おそらく石田さんの羊が私には合っているのでしょうね。さて、今回入荷してきた羊は、ラムとマトン半身づつ。せっかくなので会をやりませんかと獅子金の堀切さん。

ところで、日本における羊肉の自給率をご存じですか?実は1%にも満たないのです。北海道で食べるジンギスカンもほぼ輸入に頼っているのが現状です。仙台で食べる牛タンと同じですね。

私が足寄の石田めん羊牧場を訪ねたのが2014年、ちょうど2年前です。そのときに、「良いのがでたら送って欲しい」とお願いしていたのですが、送られてきたのは1年後でした。うっすらとサシが入ったマトンが送られてきたのですが、驚きました!私が経験したことのない味、そして香り、この世のものとは思えないほどおいしかったのです。

石田めん羊牧場さんが主体として飼育している品種は「サウスダウン種」といってイギリス原産の品種です。数が急激に減りレア・シープ(希少種)に認定されています。体中が毛で覆われ、脚が短く寸胴体型、大変愛くるしい表情をしているのです。

肉用種の中でも「羊肉の王様」と言われるほど、非常に風味豊かで、繊維も柔らかく、その旨味は群を抜いています。美味しい羊ならなぜ数が増えないのか…それは経済動物として見た場合、あまりにも困難だからです。

小柄な体型、繁殖能力の低さ、系統の少なさ、まさに羊飼い泣かせの品種がサウスダウンなのです。

1頭から得られる利益は、他品種と比べるとずっと低いのに、それでもこの品種にこだわるのは「抜群に美味しい」ただそれだけの理由で石田さんは飼いつづけています。

そして、1年ぶりに2頭の羊が入荷してきたのです。1頭はラム、もう1頭はマトンです。(羊は1歳未満をラム、2歳以上をマトンと呼びます)

希少な国産の羊、しかも石田さんから2頭も届くなんてこれはみなさんで食べ比べるしかないということになり、急遽、獅子金さんで食べる会を開催するに至ったわけです。

ラム:2016.2.18生まれ サウスダン純血種 去勢♂
マトン:2006.3.16生まれ サウスダウンF1 

13名の小さな会でしたが、参加者皆さん大満足だったのは言うまでもありません。

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