*

バザス牛最終章、50日が限界と感じたのですが身質は仔牛のようなふわっとした味わいに仕上がったのでした

公開日: : 2016/09/23 熟成肉

バザス牛入荷 8月22日の記事(

バザス牛短期20日熟成試食会 8月28日の記事(

ということで、バザス牛50日目の試食会を行いました。20日目のときはイルジョットの高橋シェフにお願いしたのですが、今回はカルネヤの高山シェフにお願いしました。メンバーは肉に精通した11名です。

吊るしとドライエイジド(DAB)の2パターンでしたが、これが限界かなと感じました。ただ、トマホークカットのリブロースDAB仕上げ(写真↓)は、もう少し耐えられる感じでした。見た目ギリギリセーフの2種類は、見栄えがよくないので写真は控えますが、ヨーロッパの牛を私がやると、どうしてもこんな感じになってしまうのです。30日を経過したあたりから嫌な香りがするんですね。これはジビーフでも経験しているのですが、牧草中心で飼育された牛はDABには向いていないような気がします。環境にもよるでしょうが、やるなら30日まででしょうね。あまり引っ張ると水分が多い分、腐敗に進むスピードも速いような気がします。いつもやってる和牛経産なら90日でも大丈夫なのに、このあたりは個体差もあるのでしょうがエサの種類が大きく関係しているように思えます。

img_1911

フレッシュの状態時より肉色が濃くなりました。

img_1918

左から、トマホークカットのリブ(DAB)、サーロイン(吊るし)、リブワイン漬け(DAB)

img_1922

バッチリの火入れ

img_1930

ワイン漬けはこんな感じ

「どうやったらうまく焼けますか?」という質問をよくされるのですが、枚数を焼いて経験値をあげるしかないんですよね。この日の高山シェフの火入れを見て改めて納得させられました。バザス牛に限らずヨーロッパの牛は淡白な味なので、和牛に慣れ親しんでいる方には物足りなさを感じてしまいます。しかし、それはそれ、まったくの別物ですから角度を変えれば納得のおいしさなのです。

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

満天☆青空レストランの反響

昨日は、朝から木下牧場、藤井牧場(写真)で研修を行い、夕方開催の肉Meets「IL GIOT

記事を読む

ドライエイジングビーフ(熟成肉)が最高の仕上がり具合で販売中!

年末年始に販売するドライエイジングビーフが 次々に仕上がっている。 当店のドライエイ

記事を読む

近江熟成肉いまなら1.5kg出荷できます!

これなんだかわかります? 店内が暗かったので一瞬分からなかったのですがboneですよb

記事を読む

肉好きこそソトヒラの熟成肉を一度食べていただきたい

モモ肉は硬くてパサつくイメージがあるようですが、近年の赤身肉ブームでそれらは払拭されつつある

記事を読む

木下牧場のお母さん牛「きこ2」が仕上がりました

木下牧場さんの「きこ2」219ヶ月齢のお母さん牛が種が付かなくなって屠畜したのが6月10日の

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年9月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930