ウィリアムと柳瀬さんとセヴェロオープン、そして不思議なメンバーで牧場見学

パリ14区のル・セヴェロといえばステーキの名店。そのセヴェロが明日18日、西麻布にオープンします。まずはおめでとうございます。

明後日オープンなのに大丈夫かいな?と心配になりますが、オーナーのウイリアム ベルネ氏と柳瀬さんがどうしても牛を見たいということで滋賀へやってきたのでした。なんか思うところがあるのでしょう。柳瀬さんはル・セヴェロジャポンの社長兼シェフという立場で日本とパリを行ったり来たりの生活になるみたいです。
牧場見学は意外と疲れるので対照的な2つの牧場を案内することにしました。まずは200頭規模の藤井牧場さんから。なんといっても空気感です。ウィリアム氏と柳瀬さんの表情を見ればお分かりだと思いますが、ゆっくりとした空気のなかで牛たちがのんびりと過ごしていました。

ウィリアム氏の一挙手一投足がおもしろい。もともとが肉屋からスタートしたということもあり、言葉はわからないが、なんとなく言っていることが理解できるし、肉に対する持論のようなものが、とにかく私と似ていて驚いたのです。肉に対する考え方、取り組み方、肉屋目線での牛の見方など、恐ろしいほど共感するのです。そして一番驚いたのは水分が多い肉に対する手当の仕方です。じつはジビーフに施しているやり方なのですが、ウィリアム氏も同じ考え方だったのです。しかも理論も一緒ときているから意気投合てなもんじゃありません。ハグの世界です(笑)

藤井牧場さん、まだまだ課題もありますがこれから間違いなく牛が良くなっていくでしょう。とにかくご夫婦の真面目さと牛に対する志が素敵です。ウィリアム氏もかなり気にいってしまったようです。牛のエサまで食べてましたからね。

2軒目は、藤井牧場さんとは対照的で1000頭規模の亀井牧場&まる亀こうし牧場さんです。藤井牧場さんは但馬系なので牛が小柄ですが亀井牧場さんは大きくなる血統を好んで肥育されているのでどの牛も大きい。牛の大きさウンヌンより肉屋は枝肉でしか判断できませんので、大小は好みの問題かな。霜降りが好きなのか赤身が好きなのか、とまぁこんな感じです。それが特徴というものでしょう。

亀井牧場さんを後にして、関シェフの「イル デンテ ディ レオーネ」へ。私の一番お気に入りのイタリアンです。ウィリアム氏をお連れするのは迷います。当然、肉を食べたいだろうし、かといってビストロではおもしろくないのでイタリアンにしたわけです。結果は、「パリでこんなにおいしいイタリアンはない」とのことでした。

とにかくすごい品数がでてきたのですが、メインはこちら。かなり分厚いのですがペロッと食べてしまいました。ウィリアム氏の食欲には参りましたが、関シェフの火入れは抜群でした。ぜひ、京都に来られた際には「イル デンテ ディ レオーネ」オススメします。

ということで、明日オープンです。
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※撮影:yoshida solo 枝肉を仕入れて、サバキ(骨を外すこと。骨を抜くともい


















