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近江プレミアム牛のTボーンがあまりにもおいしくて感動した

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TPPについてどう思いますか?といった内容の取材を受けた。関税の撤廃により米国などから安価な農作物が入ってきて、日本の農業に大きなダメージを与えるでしょうね。とまぁ、当たり障りのない受け応えしかできませんが、正直なところ、その時になってみないと分からないが本音です。

どのような影響が考えられますか?対策は?と言われても、別に〜としか言いようがないわけでして、ほんの数分で取材は終わりました。

さて、赤身肉や熟成肉がブームとなり、最近では骨付き肉が注目されているようです。特に米国産のTボーンを売る店(レストラン)が目立ちはじめてきましたが、こういうお肉もTPPによって影響がでてくるんでしょうね。

一方、国産牛(特に和牛)は高騰が落ち着く気配すらないので、Tボーンが出回らない現状があります。売値が高くなるのと、ヒレ単体の需要が多くあるので、わざわざTボーンにする必要性を感じないといったところでしょう。

写真(左)は、木下牧場の近江プレミアム牛Tボーンですが、じつは私自身も初めて食べたのです。いつもはヒレとロースは別々に分けて販売するのですが、枝肉から小割りしている時になぜかイルジョットの高橋シェフの顔が浮かんだのです。

と、その時、私の携帯が鳴るではありませんか。すぐに高橋シェフだと分かりました。こういうことってたまにありますよね。

これはもうイルジョットへ送るべくして送ったわけですが、後々になってなるほどそういうことだったのかと言う出来事があったのです。

パリの友人が映画のキャンペーンのために来日していて、ご飯のお誘いを受けたのです。ただ、私の予定が詰め込みすぎて火曜日のお昼しか空いておらず、定休日のしかもお昼営業はやらない高橋シェフにダメモトでお願いしたところ、ありがたいことに理由もきかずに快諾してくださったのです。

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パリの友人イブ=マリ・ル・ブルドネックは、ステーキレボリューションという映画のキャンペーンで来日しているのですが、忙しい合間の肉談義に花を咲かせたのでした。そして、Tボーンがこの日のためにこの場所に届くべくして、あの瞬間だったのかと改めてイブマリの引きの強さを感じたのでした。そして高橋シェフの肉焼きに見惚れたイブマリの言葉が印象的でした。

『この技術をどこで学んだのか!?』

それほどまでに驚きの連続だったのです。

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近江プレミアム牛の凄さというか、とにかくおいしかったのです。赤身がギュッと詰まった肉質は食べても食べてもお腹が膨らまず、それでいて余韻が長く、しばらくするとまだ体が欲してしまうという不思議な感覚でした。肉と高橋シェフの相性がなによりもおいしさの一因であることは間違いないのですが、おいしさへの飽くなきチャレンジと貪欲さ、負けず嫌い、シェフの執念のようなものを感じました。ちなみにこの肉、焼くのにどれくらい時間をかけたと思いますか?

なんと60分です。

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この笑顔がこの日の満足度のすべてです。通訳の女性曰く、いままで食べた肉でこれほどおいしい肉は初めてで泣きそうです。との感想でした。

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肉の話は笑顔あり真剣あり、志し同じくするものに国境はありませんね。

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私からのプレゼントは、サカエヤTシャツでした。

 

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