売り切れ中のGQ JAPAN、楽天では買えるようです
公開日:
:
2015/08/01
メディア
発売中のGQ JAPANが売り切れ続出だそうで、さすがに肉特集は人気があるなぁ、と思ったらどうも違うようで、パリのファッション・ブランド「メゾン キツネ」とスターバックスがコラボしたプリペイドカードが売り切れの原因だったようです。
ただ、スタバのカードもいいのですが、今号の特集はかなり痺れますよ。「肉の猛者10人が語る今、食べたいウマい肉」に私も登場させていただいていますが、読みごたえ抜群でぜひご一読いただきたいです。※写真は67Pに掲載のイブ=マリ・ル=ブルドネック
GQに限らず、どの雑誌もここ数年は赤身の特集が目立つのですが、私の紹介ページではあえて霜降り肉を掲載していただきました。詳細はGQをご覧いただくとして(笑)… 書店でもAmazonでも売り切れですが楽天では買えるようです。
さて、今日も各地から枝肉が届いていまして、先月は北海道から沖縄まで、まさに日本全国の経産牛ばかり40頭を仕入れました。個体によって特徴はあるのですが、それが生産者なのか地域なのか、はたまた再肥育をお願いしている肥育農家なのか… 特徴となる原因はよくわからないのですが、使っていただいているシェフの感想を聞くと沖縄の牛の評価が高いですね。
ところで、国産の畜産物価格(子牛から飼料にいたるまで関わる全て)が高騰し続けて2年以上が経過しました。あと2~3年は続くだろうとの意見が多いのですが、私はおそらく5年以上は続くんじゃないかと思っています。子牛相場も数年前なら30~40万で買えていたのに、いまでは80万とか90万なんて話も聞きます。飼料代も高くなっているので必然的に私たちが購入する枝肉もかなり高いわけです。
いったい誰が利益を得て儲けているのか… という話になるのですが、誰も儲かっていないですね。それよりも絶対的に牛の数が足りなくなってきています。枝肉が下げ止まらない理由はここにもあります。牛肉を食べたくても食べられないという事態に発展する可能性もまったくゼロではありません。そうなると消費者の牛肉離れが心配されますが、反面、USビーフを見かける割合が多くなりそうです。
もちろん私は輸入牛肉は興味がありませんが、イブ=マリ・ル=ブルドネックとの友好関係から彼が手掛ける牛肉を日本で販売しようという計画が進んでいます。うまくいけばイブマリの映画が10月17日に日本で公開されるのでそこに合わせてなにかやれればと思っています。
ということで、乞うご期待ください。
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