*

アカ/aca 1°の東シェフの肉焼きレッスン

公開日: : 2015/06/27 店・料理人

IMG_5648

ハンバーグかと思ったら・・・

IMG_5654

ナイフとフォークで・・・

IMG_5664

こねくりまわして・・・

IMG_5666

こうなりました。

ソプラサーダの出来上がりです。

IMG_5681

アカ/aca 1°の東シェフは魚料理が得意でいままで肉はあまり触っていなかったとのこと。ずいぶん前の話しですよ。で、何度かうちの店に来て、私も行ったりしながらやりとりしていたのです。

木下牧場の肉を使ってみたいということだったのですが、これが難しいのです。なぜか他の肉より火のとおりが早く、ピークを見誤ると一気に火が入ってしまうのです。他のシェフからも同様のことをよく聞きますので、このあたりが木下さんの肉を攻略する1つのポイントなのでしょうね。

今回、私が用意させていただいた肉は、木下さんと同じく繁殖肥育一貫で牛を育てている山形牧場さんのシンタマです。ドライエージングによる香りがあまり好みではない東シェフの要望で、枝肉枯らしで仕上げました。じつは山形さんの肉は木下さんの肉とよく似ていて、ここ最近よく使わせていただいているのです。

強めの炭火でガツンと焼いた肉は外側は焦げているかのようですが、中はご覧のとおりです。皿には一滴の肉汁もこぼれていません。口に入れた瞬間、かなり攻めてくるようなイメージです。この肉自体が持っている旨味を最大限に引き出してくれた感じです。やはり料理はセンスだなと改めて感じさせられました。

スペイン料理といえばバルをイメージしてしまいますが、しっかりした技術と知識、そして経験に裏付けされた東シェフの料理は、まだまだ進化し続けるでしょう。いやぁー、参りました。

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

退路を断って覚悟を決める、プレーゴ藤吉の心震える肉料理

いやぁー、正直驚きました。 数ヶ月前に約束したプレーゴ藤吉でのディナー。体調もイマイチ

記事を読む

一日4名しかとらない孤高のシェフが作りだすすばらしい料理

先週はジビーフ絡みで諸々と北海道へ。夜はジビーフを使っていただいている某レストランヘ。店名を

記事を読む

太田哲雄シェフが作る驚愕のペルー料理

代々木の某サロンへ行くと、まず視界に入ったのは煮込まれた豚バラだった。たくさんの食材がテーブ

記事を読む

シェフズテーブルでいただく切りたての生ハムの数々

ここだけ切り取ると肉屋のバックヤードみたいですが、れっきとしたレストランなんです。座席数は6

記事を読む

「snow peak glamping I.K.U青山」で肉とワインのコラボ会

3月から中岡シェフを迎え、新たなスタートを切った「snow peak glamping I.

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2024年7月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031