*

ホワイトヴィール一頭まるごと食べ尽くす会 in イルジョット

公開日: : 2016/07/13 ホワイトヴィール, 店・料理人

IMG_0741

なにが驚いたってこれですよこれ!
オークリーフ牧場のホワイトヴィール(乳飲み仔牛)のレバーを小腸で巻きつけて炭火で焼いているのですが、いままで食べたことがない味わいでした。中はこんな感じです。

IMG_0744

高橋シェフ曰く、イタリアの市場で見たとか(いや、違ったかな)とにかくイタリアは間違いないのですが、ちょっと感動的でショキンングでシェフの説明を聞いていませんでした。

いつだったか、高橋シェフと飲んでいて仔牛でなんかやりたいよね、みたいな流れで「ホワイトヴィール一頭まるごと食べ尽くす会」が決まったわけですが、正直、仔牛は大変だったと思います。ロースやモモを焼くくらいなら、まぁなんとでもなるでしょうが、イタリアンで内臓、それも一頭分ですからそりゃ大変ですよ。しかし、さすがというかセンス溢れるというかお見事というしか言葉が思いつかないほどすばらしい料理の数々でした。

乳飲み仔牛のレバーは廃棄率が高くて、10回に1回くらいしか回ってこないのです。その1回が幸運にも回ってきたのでかなりラッキーでした。しかし、何度も書きますがヤバイですね。本当においしくて翌日も余韻でぼーっとしていたくらいです。夢に出そうです(笑)

IMG_0753

テールやタンが入ったスープ。絶品でした!

IMG_1318

IMG_0751

仔牛のロースですが、味自体は淡白であっさりしているのですが、このあたりも考慮して焼き方でアクセントをつけている感じでした。強火で表面をガリッと焼いて中はうっすら色が変わる程度の火入れです。いくらでも食べられます。

IMG_0740

料理の順序がデタラメですが、仔牛のハムです。仔牛自体は味がないので合せる食材でかなり印象が変わってきます。このあたりの組み合わせもセンスなんでしょうね。

大変なのでシェフはもうやりたくないと思いますが、参加者全員、またやってくれないかなぁーと間違いなく思っているに違いない、そんなすばらしい会でした。

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

シェフズテーブルでいただく切りたての生ハムの数々

ここだけ切り取ると肉屋のバックヤードみたいですが、れっきとしたレストランなんです。座席数は6

記事を読む

目利きとは、肉屋の仕事とは。

ライターさんにこんなことを質問されました。「新保さんは、生産者を限定してお肉を選んで

記事を読む

愛農ナチュラルポーク半頭食べ尽くす会 in 膳處漢(ぜぜかん)ぽっちり

昨年開催した獅子金(際コーポレーション)での肉Meetsがあまりにも好評で、参加していただいた方々か

記事を読む

格付けは一つの基準でありモノサシでありおいしさはあまり関係ない

部位はランイチであったりウチヒラであったり、シェフと相性の良い肉を選ばせてもらっている。格付

記事を読む

㐂邑さんがお鮨を握って高橋シェフが肉を焼いて58歳が涙したすばらしいバースデーでした

数日前のことです。駒沢のイルジョットで友人を騙そうということで・・・。 3ヶ月前に友人知人

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2024年4月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930