フェスティヴァンin京都で近江プレミアム牛が食べられる

やっぱりというか、レベルが違う。国産飼料だけで育てた近江牛(近江プレミアム牛)ですが、それだけで“こだわり”というには何か違うような気がします。もちろん、何年もかかって飼料を探してようやくたどり着いた飼育方法ですから、こだわってはいるのですが、それをウリにしたところで味が伴ってこそだと思うのです。
当初は、サシが入り過ぎたり、他の近江牛との違いが見いだせずにいたのですが、4頭目あたりからあきらかに違いを感じるようになってきたのです。ここ最近の近江プレミアム牛は肉から発するニオイ、焼いたときの香り、さらにテクスチャーにいたるまで、あきらかな違いを感じることができます。
木下牧場から年間10頭程度しか出荷されないのですが、評価の高い木下さんの牛のなかでも断トツなのです。あるシェフは、肉を触っていても違いがわかると言います。また、あるシェフは「今日のお肉は木下さんのプレミアムですねと、僕がなにもいわなくても側にいるスタッフがニオイでわかるみたいです」と通常では考えられないようなことを言います。
木下さんの牛たちは、近江牛の源流でもある但馬の血統です。小ぶりの牛たちにコザシと呼ばれるきめ細かなサシが入ります。血統由来のサシですから嫌味がなく、赤身主体でありながらサシがもたらすコクを感じることができます。舌先に酸を感じ、長く余韻が残る近江プレミアム牛は、改めて思うのです。やっぱりレベルが違うなぁ…と。
一般販売する機会が少ないのですが、6月28日に京都のみやこメッセで開催されるフェスティバンにて、お召し上がりいただくことができます。

お召し上がりいただける店舗は、Le14e(ル キャトーズィエム)です。他にも祥瑞や楽記、ラ・ピヨッシュなどたくさんの飲食店が参加しています。自然なワインとともにぜひともお楽しみください。
関連記事
-
-
MESEBABARDOR with SAKAEYA=誰の真似でもない今までの経験とその土地からしか生まれない一夜限りのレストラン
この男、本番が近づくにつれ言葉数が少なくなった。着替えを済ませて歯を磨き髪をセットした。そし
-
-
2月23日は「赤身肉と旬野菜とビオワインの魅力を味わう食事会」
雪の中でしっかり大地を踏みしめて完全放牧野生牛が育っています。表現的には生きているといったほ
-
-
BISTRO GORILLA in 肉Meets with ワイナリー和泉屋スペインワインコラボ会
名古屋にうちの肉を使ってくれている取引先がありまして、そこのオーナーから相談があったんですね。店をど
-
-
生産者×肉屋×料理人
豚の頭を解体するLe14eの茂野シェフ。いやぁー驚きました。パリでの修行時代に6年だったか7
-
-
A3の近江牛サーロイン VS C1の経産牛サーロイン
池袋のワインバー、エスペルトで『新井 治彦さんとのコラボ「最高の熟成肉 & 最高のスペインワ


















