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ジビーフカレー販売スタート

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昨年末に2頭のジビーフが入荷してきました。年末は冷蔵庫がいっぱいなのでどうしようか迷ったのですが、牛は出荷のタイミングを逃せば味が変化します。なので年末の繁忙期に入荷となったのです。1頭はお母さん牛(経産牛)、もう一頭は駒谷牧場を支えてきたお父さん牛(種牛)です。

お母さん牛(写真)はいままでにないくらい肉質も肉色もよくて、料理していただいたシェフたちからの感想も上々でした。問題はお父さん牛です。事前に枝肉の写真を見たのですが、かなり痩せ細って肉付きもわるくまったく期待ができません。生産者の西川奈緒子さんからも「どうにかなりますか?」と心配そうに電話がかかってきました。通常なら間違いなく廃棄処分です。つまり肉になれない牛なのです。

がんばって雌牛に種を付けて用済みになれば廃棄。これが肉牛の世界です。とにかく届いて肉を見てから考えますとの返事をして待つことにしました。この日はちょうど近江牛の枝肉が搬入されてきた日です。バタバタしているところに大きな箱に入ったジビーフが20箱だったかな?届きました。とにかくスペースがないので早く仕分けしなければ足の踏み場もない状態です。

箱を開けて驚きました。冷凍されていたのです。すぐに西川さんに連絡して調べてもらうと運送屋さんのミスで冷凍便になっていたとのこと。これでは使えない。草食のジビーフは赤身が多く、特にお父さん牛は真っ赤で水分もかなり多く、冷凍してしまったらかなりのドリップが予想できます。すぐに数名のシェフに連絡してなんとか使ってもらえることになったのですが、1頭分ですから早々減らないのです。かといって冷凍庫で保管するスペースがまったくない状況で、このままでは使い物にならなくなってしまうことも考えられます。

とりあえず冷蔵庫で保管して年を越しました。もちろん日増しに解凍されていきますから年始の忙しさが落ち着いた頃には完全に解凍されていました。案の定かなりのドリップです。精肉としてはちょっと厳しい感じなのでどうしたものかと・・・

せっかくこの世に産まれてきて、しかも駒谷牧場を支えてくれたお父さん牛ですからなんとか人の口まで運んでやりたい。で、いろいろ考えた挙句、販売中止になった「近江牛専門店が極めたカレー」のレシピをひっぱりだしてきてカレーにすることにしたのです。ただ、味の保証ができません。最悪、売り物にならなければ私と西川さんで毎日カレーでもいいかなと(笑)

しかし、私の期待を大きく裏切って「近江牛専門店が極めたカレー」よりおいしく出来上がったのです。どこでどうなればこんなにおいしくなったのかはわかりませんが、お父さん牛の執念かもしれません。とにかくよかったです。ビジネス的にはなんの利益にもなりませんし労力だけかかりましたが、そもそもジビーフや愛農ナチュラルポークは利益商材ではないし、日本にこんなにすばらしい肉があるということを知ってもらうためにやっていることですから、まずは背景を知ってもらい、そして食べてもらうことが最優先なのです。もちろんボランティアではないので作った分だけ売らなければいけません。私的には利益はどうでもいいのですが会社的にはトントンにもっていかないとまずい感じです(笑)

ということで、ジビーフカレーぜひぜひご購入くださーい(こちら

もう1つ、NIIHO×CHEFシリーズのイルジョット高橋シェフが作ったカレーも再販しています。こちらは気軽に食べるカレーというより、高橋シェフが作る1つの料理です。カレーですがカレーじゃない感じです。来客時にもしっかりメインを張れるそんなカレーです。こちらもよろしければご購入ください(こちら

 

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