肉Meets in ル・クロ・イグレック / Le Clos Y
2013年12月12日、ちょうど1年前になりますが大阪の有名フレンチ「ル・クロ」が本場パリにオープンしました。パリで日本人がフレンチってすごいですね。いまじゃ珍しいことではないんでしょうかね。確かにフランスで修行している日本人はたくさんいますし、実際に日本に帰らずにパリで店を構えるシェフもいるようです。私のような臆病な人間には考えられない行動力ですが腕を振るうのはYoshit
ル・クロといえばグループ オーナーシェフ 黒岩功氏の著書「またあの人と働きたい」を読んだ方はご存じだと思いますが、働くスタッフがすばらしくて実際
わざわざ肉Meetsをパリでやる意味があるのかと問わ
当日使用する牛肉ですが、ブルターニュのボラン農場で飼育
いつもはどうやって販売しているのかと言うと、店舗を持っているわけでも肉屋で販売しているわけでもなく、精肉になると会員さんに案内するだけだそうです。心待ちにしていた会員さんがわざわざ牧場まで取りに来る熱心ぶりです。そして瞬く間に完売するそうです。私も前回お邪魔したときにアルモリカン牛をいただきましたが、放牧させて飼育しているわりには意外と肉質が柔らかくてコクも感じることができました。エサは牧草だけなのであっさりとした食感だったのですが、すごくおいしかったです。
アルモリカン牛が肉になるのを心待ちにしている会員さんは、肉がおいしいだけではなく、飼育されている環境や生産者の人柄もちゃんと見ているんじゃないかな。おいしい肉だけ切り取れば、別にアルモリカン牛じゃなくてもいいと思うのです。リムジン種やサレール種にだっておいしい肉はたくさんあるはずです。
おいしさって本来こういうものだと思うのです。レストランでも同様で、料理だけおいしいかた通っているなんて人は稀だと思います。店主の人柄であったり店の雰囲気であったり、すべてが混ざってのおいしさだと思うのです。
まだまだ価格だけに流れていく傾向が強いのが日本の消費者ですが、安くていいものなんて本当にないですよ。そこに安全だの安心だのを求めても限度がありますからね。
もちろん私も一消費者として高いよりは少しでも安いほうがありがたいですし家計が助かります。ですが食に関してだけいえば安さの裏にはなにかあると疑ったほうが賢明だと思っています。高けりゃいいってものでもありませんが、商品の背景をしっかり見て、そして納得して購入することが安心であり安全であり、もしその生産者が作るものが気にいれば応援にも繋がりますしね。正当な価格で買うことがその生産者を支えることにもなると思うのです。
ボラン農場で育つアルモリカン牛はレストランへの卸は一切やっていません。5月
●日時:2015年5月13日(水)
●場所:ル・クロ・イグレック / Le Clos Y
27 Avenue du Maine 75015 Paris FRANCE
http://www.le-clos.jp/paris/
●時間:19時~
●会費:日本円で15000円くらい
●募集:20名
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