20日熟成のLボーンステーキ
公開日:
:
2014/07/15
熟成肉
US産のTボーンはいろんな店で見かけるのですが、国産牛でできないかと以前より問い合わせをいただいておりました。黒毛和牛やF1(交雑種)で試したりしたことはあるのですが、原価が高くつきすぎて販売に至ることはありませんでした。味に関してもわざわざ骨付きで販売する理由が見つかりませんでした。
縁あって北海道の農家さんからホルスタインを引き受けることになったのですが、あまり得意ではないため仲間で得意な部位を分けあって私はロースを受け持つことになりました。試食の段階ではかなり淡白な味だったので20日間だけ熟成庫に入れてみました。
昨日、熟成庫から出してカット後に冷凍庫へ。ヒレは外していますのでLボーンの形になります。カットは3㎝(500g)と5㎝(750g)で焼き上げた感じでどちらかに決めたいと思いますが、問題は味です。この記事を書いている段階では味見をしていないのでプロに焼いてもらって感想を伺ってから販売するかどうかを決めたいと思います。
和牛ではないので価格も抑えることができましたのでメニューに加えやすいかと思われます。一般販売に関しましては、果たして家庭でうまく焼けるのかという問題もありますので、数名のお客様に試してもらってからこちらも販売するかどうかを決めたいと思います。
骨付きLボーンの要望をいただいているお店は大きなお店ではないので、お話しを伺っているとたくさん仕入れても保管場所がないとのこと。そういったことも考慮して、1枚単位の販売が可能な冷凍流通にしたいと考えています。
関連記事
-
-
せたな町村上農場さんのブラウンスイス牛、いい感じで仕上がりました
昨年の11月に北海道せたな町の村上牧場さんからお預かりしていたブラウンスイス牛(去勢)。写真
-
-
木下牧場の熟成肉が仕上がりました
木下牧場の近江牛長寿牛「みか号/156ヶ月齢」が40日のドライエージングをこんな感じになりま
-
-
そむりえ亭、樋口氏が熟成肉を料理すると
熟成肉は、香りを楽しむ肉ゆえ、シンプルに塩だけで食すのが一番おいしい。 実際、私も家で
-
-
鹿児島県産「経産牛」40日熟成のソトモモ3kg追加販売
私的には「ソトヒラ」と呼んでいるのだが「ソトモモ」のほうがわかりやすいかな。牛の後ろ脚のモモの外側