*

希少なお肉と素敵な人の輪で繋ぐ肉の祭典は感動的だった

IMG_3214

2月1日~28日まできたやま南山さんで開催中の肉菜健美フェアですが、メインイベンの「肉と野菜とワインの魅力を味わう会」が23日無事終了しました。

食材のすばらしさはもちろんのこと、志の高い参加者と男気溢れる料理人、クレメンティアの田淵シェフ、内田シェフの料理に参会者は一様に拍手喝采でした。

私は外食では贅沢に、内食では質素にと心がけているのですが、たまの外食は同行者を選びます。だってね、好きじゃない人と食事することほど辛いものはないですからね。だからお誘いする相手は同じ舌を持った人に限ります。味覚がどうのこうのはなく、同じものをおいしいと感じる舌であるかどうか、、、グルメな方でも咆哮や感じ方は異なりますからどうしても選んじゃいますよね。

この日の参加者は、おそらく同じ舌を持った方ばかり集まられたんじゃないかな。近江プレミアム牛に完全放牧野生牛、そして愛農ナチュラルポークに蝦夷シカ肉など変わり種ばかり。ここに魅力を感じ、硬い赤身肉をガシガシ噛みしめながらうまいうまいと目を細めている光景があちらこちらでうかがうことができました。すべてのお肉に関わらせていただいているので、わたしとしてはこれだけでも大満足、大感激なのです。

まずは食事前のウォーミングアップとして、私の拙すぎる話と築地御厨の内田先生の素敵なお話しからスタートです。

IMG_3216

内田先生、すごいですね、、、野菜が乗り移ったかのような方です。おしゃべりが60分を超えたあたりから私には紫の茄子に見えてきましたもの。

さて、田淵シェフ渾身の料理は前菜からクレメンティアの味を色濃くしたものからスタートです。

IMG_3221

完全放牧野生牛のローストビーフは、肉の力強さを感じながらいきなりガツンとくるものでした。私の頭のなかはこんな感じの絵が・・・

575139_533540866711722_1883486683_n

IMG_3230

完全放牧野生牛のヴィテッロトンナートですが、イタリアピエモンテ州の伝統料理ですね。仔牛のヴィテッロトンナートは食べたことがあるのですが、完全放牧野生牛のヴィテッロトンナート、お見事です!

IMG_3264

一皿ごとにビオワインをマリアージュしてくださったのは、ご存じエーテルヴァインの佐々木さんです。参加者の質問にも丁寧に詳しく答える佐々木さんの姿はカッコいいですね。

IMG_3260

エジ鹿のブレザオラ風は、完全放牧野生牛の生産者でもある西川奈緒子さんのお父さんが仕留めたもの。そしてこのお父さんがすごいすごい!現役のハンターで先日お家にお邪魔したときも鹿の角をたくさん見せていただきました。いくらでも持って帰っていいよ、、、って言われましたが飛行機なので(笑)

IMG_3351

話しもおもしろくて1日中聴いていたいぐらいです。やはり半端ない壮絶な経験が言葉に滲み出てますね。そんなことを思うと私なんてまだまだもっともっとがんばらないといけませんね。

IMG_3364

田淵シェフの代名詞ともいえる近江プレミアム牛のわら包み焼きです。わらは木下牧場で刈り取ったものです。私は食べ慣れた味なのですが、何度食べてもおいしくて唸ってしまいます。

IMG_3357

IMG_3319

世界の健康長寿食研究の第一人者、家森先生の話しもすばらしくて赤身肉のおいしさにも感動していただきました。

そうこうしているうちに、愛農ナチュラルポークのローストが運ばれてきました。
表面はしっかり火入れしてあり、仕上げをロースターでという田淵シェフの心遣いはさすがです。

IMG_3372

IMG_3382

IMG_3307

ケトジェニックダイエットの斎藤先生にもご参加いただき本当に素敵な輪が広がりました。

IMG_3300

唯一、噛み切れなかった完全放牧野生牛のスープ。みなさんのお皿をみると肉は残っておらず、たまたま私の肉が反抗的だったのか、、、それとも私の歯が弱いのか。スープはとってもおいしかったのですが半端ない噛みごたえに苦労しました。これもまた野生牛ならではと思えば楽しさ倍増です。

IMG_3399

最後はトドメとばかりに南山流の焼肉で締めくくりです。

IMG_3238

田淵シェフ、楠本さん、孫さん、南山スタッフのみなさん、そしてご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

最後に、愛農ナチュラルポークを育てている西川奈緒子さんの長男くん。自分たちが育てている愛農ナチュラルポークを食べて驚いたようです。あまりにもおいしくて。

IMG_3234

 

 

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

肉質は餌の影響が大きく、ストレスは環境によって変化し、これって人間と同じことですね

今朝はジビーフに愛農ナチュラルポークに、平かしわに先日のセリで落札した近江牛にと、バタバタと

記事を読む

ジビーフ「岡さん」短編ストーリー

2月15日に屠畜したジビーフ「オカさん」33ヶ月齢 この牛の背景が短編ドラマのよう。 記

記事を読む

放牧アンガスの熟成ロース、まずまずの仕上がりです

9月11日に開催される【IL GIOTTO高橋直史 × 駒谷牧場 放牧アンガス牛を食す会 in きた

記事を読む

6月30日までのご予約に限り早割適応

・・・早割 「早割」「スーパー早割」「ネット割」などなど、世の中には様々な割引がある。

記事を読む

ジビーフと土壌の関係

生産者の元へは定期的に行くようにしています。料理人の方が生産者のところへ行く場合は目的があってのこと

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2024年4月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930