土佐あかうし熟成40日目の報告


平成23年5月6日に高知県安芸郡奈半利町で産まれた土佐あかうし。6月7日にと畜、 6月28日にロースのみ熟成庫に入れて47日目、ロース全体を菌が覆っている状態だ。8月29日に高知のスルラクセさんで開催する肉Meetsに使うため、三谷ミートさんに分けていただいたのだが、かなり良い状態で仕上がっている。

29日はサーロインを使うのだが、すでにリブロースは7月10日に試食会で使ってしまった。そのときに余分に切り分けて残しておいた1.0kg程度が上記の写真。骨をとった状態なのでうまく菌が付いてくれるか心配だったのだが、とりあえず実験的に熟成庫に入れておいたのだ。結果として40日目になるのだが、腐敗臭もなく表面を取り除くと鮮やかな色をした肉が甘い香りとともに現れた。熟成庫がかなり良い状態であることが実証できた。

これは販売用ではなくあくまでも私個人が楽しむためのもの。いわば実験を兼ねてだ。というのは言い訳けかも知れないが、人間と同じで牛にも個性があり、肉にも部位ごとに個性があります。
せっかく枝肉一頭仕入れをしているので、今後は、部位別に熟成期間を定めて、さらに個性を伸ばしておいしくしていきたいと思う。
ということで、8月29日にご参加のみなさま、かなり期待してお越しください。
関連記事
-
-
近江プレミアム牛の「枝枯らし」は伸びのある肉質と長く続く余韻が特徴です
友人に誘われて外食することが多い今日この頃。行き先はほぼ100%友人の知り合いがいるレストラ
-
-
熟成肉の販売について
2月には50頭分のロースやモモが熟成庫で出荷を控えていたのですが、コロナの影響で行き先がほと
-
-
熟成肉で作ったハンバーグがやたらうまい!
今月初めに大阪の某デパ地下にて、ドライエージングビーフ(熟成肉)のコロッケを発見。熟成肉の筋
-
-
次回の熟成肉の販売は7月15日を予定しています
先週あたりから熟成肉の問い合わせが急増しはじめているのだが、テレビや雑誌などで話題になったか
-
-
豚肉の熟成についての検証結果
豚肉はと畜してからどれくらいまで個体のおいしさが持続するのか。真空パックにせずに枝肉から骨付


















