牛が食べているものにもっと関心をもたなきゃいけないと思う
公開日:
:
2013/05/28
牧場・生産者

今日から近畿地方は梅雨入りということで、滋賀も朝から雨。こういう日の牧場見学は動きずらい。それでも、レストラン、カフェ、バーと様々な業態でがんばっている若いスタッフたちが牛に興味をもってくれて真剣に話を聞く姿を見ていると私こそが励みになる。
商売だから利益も大事だが、それよりも顔の見える農畜産物を扱いたいとわざわざ訪ねてくれた。牧場の環境や牛の説明は木下家の若旦那たかちゃんの役目。数年前まではやんちゃでどうしようもなかったのだが、牛と共に過ごすうちに顔つきが温厚になり性格も変わってきたようだ。最初はオドオドしていたのに最近では説明も慣れたものだ。
国産飼料(厳密には近所でとれるものばかり)で育てている近江牛は、ご主人のゆきちゃんが担当なので、普段は無口なゆきちゃんもこのときばかりは雄弁だ。
牛が食べている餌は人間が食べられるものしか与えていない。子供も大人も牛の餌を味見・・・のつもりが、結構いけるぞとばかりにおかわりする人も。
レストランのオーナーさんは、格付けなんてどうでもいい、それよりもちゃんとしたものをお客様に提供したいとおっしゃっていた。そういう思いが強くなければわざわざ遠くから牧場まで足を運ばない。
経営は数字も大事だが、私はもっと大事なものがあると思う。それは生産現場を見ればわかること。業者任せの仕入れもいいだろうが、生産者の想いまでは伝わらない。
たまにレストランでの食事で、すばらしい食材を使っていて、料理もおいしいのに何か足りないと思うことがある。何なのかはわからないが、もしかするとこういうことなのかも知れない。
さて、木下牧場さんのお肉が入荷しておりますので来週から販売をはじめます。お待ちいただいているお客様もたくさんおられますので、すぐに売切れそうですが、ぜひぜひお早目にお買い求めください。他の生産者のお肉も販売中なので、ご指定の場合は備考欄へお書き添えください。
関連記事
-
-
藤井牧場さんから16歳のお母さん牛
肉塾の滋賀研修で藤井牧場さんへ行ったときに出荷前のお母さん牛に出会った。なんと16歳だ。藤井
-
-
仕事とのは相性、私はいまのところ良好なようです
狙って買い付けたA3の近江牛。予想通りモモは赤身が強くてしめしめとほくそ笑んだのですが、ロン
-
-
おいしさの方程式って「商品+環境」だと思うのです
農家さん(生産者)との会話で、度々出てくる「うまい牛」というワード。「食べておいしい肉」にな
-
-
まったく新しい取り組みの結果は2年後ですが間違いなくおもしろい
新しい取り組みを始めているのですが結果は2年後。今までは生産者と私、そして料理人という流れで
-
-
異なるサーロイン3種の仕上げ方
今朝のテレビで天然砥石を採掘して包丁の用途に応じて仕上げていく方が紹介されていましたが、僕が


















