売れない理由は商品価値が伝わっているかどうか
公開日:
:
2013/01/24
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エーテルヴァイン江上さんのイベント、完熟ナイトで茂野シェフが作った北海道のどろ豚ソーセージは絶品だった。
先日、友人から肉でも食べながら相談にのってほしいと連絡がきた。
友人は鉄板焼きの店をやっていて近江牛を使っている。
近江牛は当店の肉ではない。
私の友人は飲食関係が多いのだが、友人と仕事のやり取りをするのが好きではないので、近江牛を使いたければ他社を紹介させてもらっている。
友人からの相談は、せっかく品質の良い近江牛を仕入れているのに客がこない。
立地も申し分なく、CPも悪くない。スタッフの接客も満点とは言わないがそこそこできている。
友人の知り合いは利用してくれるが、一見客が少ないということだった。
友人は近江牛だから売れるといったブランド力に頼った考え方はなく、そもそもその地域で近江牛をウリにしている店は結構あったりするのだ。
商品や価格を見直したり、店先の看板や広告の検討など、いろいろな意見がでたのだが、一番需要で気づかなければいけないことは、商品の価値がお客さんに伝わっていないということだ。もしかすれば、友人だけがこだわっていてシェフやスタッフにも伝わっていないかもしれない。
これでは、近江牛という商品力があっても売れないしお客さんは振り向いてくれない。
この店の場合は、せっかく友人の知り合いが多く来店してくれているのに、次に繋がっていないということになる。
とはいえ、近江牛というだけでは売れないし、だれが育てたのかをアピールしたところで見せかけだけでは、その薄っぺらさは消費者に見抜かれてしまう時代なのだ。
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