茅乃舎から学ぶ、わざわざ田舎へ来ていただくために
公開日:
:
2012/10/22
雑記
福岡県粕屋郡久山町にある自然食レストラン茅乃舎(かやのや)へ行ってきた。
「茅乃舎だし」が有名なのでご存知の方も多いのではないだろうか。
どんなところなのかは、私がくどくど下手な説明をするより
ホームページをご覧いただいたほうがまともな情報が得られる(→クリック)
12時前だというのにすでに満席だった。
知人のおかげで席を確保していただいたのだが圧巻なのは景色だ。
有料でも良いくらい空気がうまい。
そして景色に溶け込む茅葺きの建物がなんとも懐かしさを感じる。
こんな田舎に人が来るのか、というぐらい田舎だ。
チェックインしようと試みたがiphonが圏外だ。
田舎には若者がいない、都会へ流出して過疎化してきている。
日本全国でこんな悩みを耳にする。
しかし、茅乃舎のように都会から田舎へ足を運んでもらえるケースもあるわけだ。
そこには、茅乃舎の“考え方”がしっかりと消費者に根づいているように感じた。
テーブルで食事をするお客さんが皆笑顔で幸せな顔をしていた。
私は、十穀鍋というものをいただいたのだが
出汁はもちろん、黒豚がとにかくおいしかった。
豚肉で感動することはないのだがこの豚肉には参った。
とにかく、田舎にわざわざ来たくなるような茅乃舎だった。
この“わざわざ”が重要なのだ。
近江牛ドットコムもギフト需要をメインにしたサイトとして
リニューアルしたのが昨年の10月、ちょうど1年前だ。
牛肉のサイトはたくさんあるが“わざわざ”来ていただくには
検索対策などの小手先の技術ではなく、もちろん商品力だけでもなく
“想い”や“考え方”がサイトから伝わらないとホンモノのお客様は振り向いてくれない。
さて、明日からいよいよ近江長寿牛の本格的な販売がはじまります。
通常なら市場に出回らない経産牛。
肉質は硬くて脂は少し黄色い。
サシありきの和牛の世界では、硬くて赤い肉は食肉として認めないような風潮があり
経産牛はよくて加工品、廃棄されることも少なくない。
しかし、出産を終えてお役ごめんではなく、再飼育して肉をしっかりつけてやることで
とってもおいしくなることを知っている人は少ない。
数年前に経産牛を近江長寿牛として商標登録した。
この経緯は、「なかのり」という経産牛に敬意を払って登録したものだった。
その後、近江長寿牛を販売することはなかった。
しかし、経産牛はしっかりした知識と技術があれば本当においしくなるのだ。
正直、サシの多い肉は食べられなくなる。
近江牛も松阪牛も子牛を買い付けて育てる肥育農家がほとんどなので
経産牛は市場に出回らない。ということは欲しくても仕入れられないということだ。
当店の契約牧場、木下牧場は繁殖肥育一環なので経産牛がときどき出荷されるのだが
やはり生産者の気持ちとしては、廃棄されるより肉としておいしく食べてもらうことが本望なのだ。
何度も言うようだが、本当においしい!
霜降り好きにはおススメできないが、赤身好きにはわざわざお取り寄せしてでも食べていただきたい
それほど自信がある近江長寿牛です。
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