格付けよりも生産者ブランドの時代へ
公開日:
:
2011/10/31
牧場・生産者

週に2回、近江牛枝肉のセリが開催されるのだが
先月から異常なほどの高値が続いている。
生産者にとってはありがたいことだが
業界全体でみると、けっして良いとはいえない。
購買者は問屋や肉屋になるのだが
価格改定を考えなければこの先やっていけない。
そんな話が今日も仲間内から聞こえてきた。
でも、どれもこれもが高値ということではなく
生産者によりけりのような気がしないでもない。
私の場合は、単純に知らない生産者が育てた牛は
買わないようにしている。
何度も牛舎に足を運び、信頼関係が築けていて
なおかつ、相互扶助の精神のある生産者から買うようにしている。
それが相場より高くても、安心して販売できるし
自信を持って、お客様にすすめすることができる。
ちなみに、今日のセリでは
藤井牧場さんと木下牧場さんの枝肉を購買した。
まだまだ、値段は格付けに大きく左右されるのが現状だが
近い将来、格付けよりも生産者ブランドの時代が来るかも知れない。
関連記事
-
-
おいしさの方程式って「商品+環境」だと思うのです
農家さん(生産者)との会話で、度々出てくる「うまい牛」というワード。「食べておいしい肉」にな
-
-
吉田牧場さんのブラウンスイス牛とカチョカバロ
吉田牧場さんのブラウンスイス牛『ドン』とカチョカバロ。 やっぱり吉田さんのお肉は吉田さんの
-
-
マッキー牧元&新保吉伸のブリアンツァ会
携帯電話も繋がらない。野生の王国に人間が住まわせてもらっている。牛舎飼いの牛と放牧の牛はまっ
-
-
和牛のおいしさは、味・香り・食感の3つで決まる
和牛には甘くて脂っぽい香りがある。 これを「和牛香」と呼んでいるのだが、 牛肉の美味
-
-
幸せな生き方をした牛はいい肉になる
ようやくジビーフの出荷が決まりました。GW前後のと畜が可能との連絡をいただきましたが、5月1


















