*

ユッケ

公開日: : 2023/07/08 未分類

今日のランチは、祇園の肉料理オカさんで。
周りを見渡せば、松阪牛に神戸ビーフと最高峰の銘柄牛ばかり。ジビーフやブラウンスイスなど、無名な牛肉で勝負している岡さん。これはこれで成立するからおもしろい。

さて、昨夜はお誘いされて焼肉店へ行ってきた。あれこれ頼んだなかに「炙りユッケ」なるものも。ところが、炙った形跡がない。炙ったテイなのか。おそらく聞いたらこう応えるだろう。

「炙ってからトリミングした」と。
「磨いた」と言うかも知れない。

それにしても、ユッケをはじめとする生食の提供が当たり前のようになっている。だからなのか、客も疑わず、もう大丈夫になったんだ、と思ってオーダーする。

去年の9月に京都で死亡者がでている。注文した炙りユッケも品質悪く、おそらく無許可だろう。だから「炙りユッケ」で逃げ道作ったと安易に推測できる。

店も悪いが客も悪い。だれも頼まなければメニューから外すだろう。本当に許可をとっているなら、そのことをメニューに記載すべき。そして許可証を店内の目立つところに掲示すべき。

僕はユッケ食べて死ぬのはごめんだ。そんな死に方はしたくない。俺は大丈夫、私は大丈夫だと思って食べて万が一のことが起これば、自己責任ですまないし、その店の被害だけでもすまない。

畜産業界全体が落ちてしまう。BSEを経験した方々なら分かるだろう。コロナで苦しんだ方も多いと思うが、僕にとってのBSEはコロナの比じゃなかった。もう、あんな目にあうのは勘弁してほしい。

それほどまでして、肉を生で食べたいのか?
厚生労働省は、生食Gメンに僕を雇ってくれないかな。かなりいい仕事すると思うけど(笑)

生食の許可をとるのは本当に大変なんです。肉割烹の店なんかに行くと、カウンター越しに肉の刺身やユッケ、タルタルを作っている場面に出くわすが、100%違法です。分かってやっているのか、それとも知らないのか。どちらにしてもルールは守らないと。

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

比較は悲劇のはじまり

正月気分というまったり感は年々薄れていくように感じています。元旦はお節に日本酒でそれなりに満喫しまし

記事を読む

年末の営業は31日まで年始は6日から

ひっきりなしにお電話いただいてますが年内発送のご予約、ご注文は昨日で締め切りました。あとはひ

記事を読む

サーロイン3種食べ比べ

左から、近江牛(雌30カ月齢)、あか牛(経産)、鹿児島県産黒毛和牛(経産)、3種ともサー

記事を読む

no image

チェンチにてブラウンスイス牛を食す会

6月に京都荒神口のDroitにて開催されたブラウンスイス牛を食す会。料理人も多く参加しての会だったの

記事を読む

その店にあった肉を用意するということ

虎ノ門でポップアップ中、何人かの方に取引のお話をいただきました。シェフであったりマネージャーみたいな

記事を読む

新記事
同志
旧記事
経産牛

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年6月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930