公開日:
:
2020/11/07
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テレビをつけながらデスクワークをしていたら、車いすバスケの藤井郁美さんがでていた。乳がんを含めた3回の大病を乗り越えて自分が輝けるのは、車いすバスケだという内容だったが、僕がまとめた感想ではとても伝えられないほど、凄い覚悟と生き様に泣けてきた。
そんなときに限って電話がかかってくる。ドロワの森永シェフです。「昨夜のお客様、むかし吉田牧場さんのチーズを個人買いしていたのだが、いつしか買えなくなってしまって、今日、こうしてチーズだけではなく、お肉まで食べられて、しかもこんなにおいしくて感動しました」とウルっとされていたとのこと。さらに、手当てした人にありがとうと伝えといてほしいと言う内容でした。
ちょっとタイミング的にヤバイやないか。なんとか堪えましたが、僕の仕事って好みの問題もあるので評価は人それぞれ。特に僕は一般に流通していない牛ばかりを扱っているので比較対象がない。だから圧倒的なおいしさと未知の感動、そんなことができればいかなと悩みながらやってるのですが、料理してくれるシェフに感謝、僕に肉を託してくれた吉田牧場さんに感謝です。僕が料理するわけでもサービスするわけでもないので最後はレストランの仕事になるのですが、僕にまで気を向けてくれたお客様に僕こそありがとうと言いたい。
僕がやる手当ては自分でも特殊だと思っています。見えない部分なので評価されにくい仕事ですが、プライドもってやっているのでシェフからそんなふうにお客様からの言葉を伝え聞くとついつい嬉しくて自慢たらしく書いてみました。お目障り失礼しました。
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